2016/04/14
「小さなパイの奪い合いはしたくない」

11年も前から透水性コンクリートという製品に接しています
名前はドライテックといいます
先輩製品はパーミアコン
僕たちの業界では透水性コンクリートの代名詞となっている
・水を通します→水たまりができない
・水を通します→水勾配(水はけ)を考えなくていいので楽
・保水します→気化熱により路面温度を下げられます
・路面温度下げられます→環境温度が低下します
・環境温度が低下する→ヒートアイランド現象を防ぎます
僕は専門家
だから、いいのはわかっている
逆に一般の方の感覚を知りたいのだ
「良さ伝わってますか?」
と
11年もやっているとどうしてもプロの目線
プロの枠組みにはまってしまい、
気づかないうちに常識という鎖に繋がれてしまう
はたで見ていたらすごい阿呆らしいことをやっている
そんなことはよくあることです
だから、こうしたブログを通して
少しでも一般のの考え方に軌道修正しておきたい
そんな風に考えています
パーミアコンはおそらく30年前後の歴史がある
僕のような専門家から考えると、
「そこいら中の駐車場が全部透水性コンクリートであってもおかしくない」
になるのですが、
現実には、透水性コンクリートの駐車場を見ることは難しい
それは専門家ではない方にとっても同じだと思う
その理由について、僕なりの原因・理由
知られていない
・街角で見かける生コン工場でも作れる
・一般はおろか工務店さんにも
・強度・耐久性の面ではアスファルトよりも優れている
・カラーが選べる
・舗装構成が単純で実は路盤の上に直接施工できる単層
・特殊工が不要な施工方法
これ以上いくらでも出てくる
すべての原因は知られていないことだと思っている
透水性コンクリートはいくつか種類があるが、
どれが上とか下とか小さなことを気にしないで、
その価値をどんどん発信するべきだと思う
舗装の95%は残念ながらアスファルトなのだから
小さな5%の中でくだらない奪い合いをするのではなく、
信じる付加価値を世の中に発信するべきだとだと思います
宮本充也