2018/03/07
「生コンが悪い」 エクステリア・ひび割れ・土間コン・色むら

色むら、クラックはコンクリートである以上発生は不可避。
でも、隣のお宅の土間コンには発生してないじゃないの!!
和歌山県岩出市に展開する。
大東コンクリート。
現在生コン製造出荷を取りやめ、
コンクリート二次製品やエクステリア工事業などに業態転換中。
大東(おおひがし)社長は駆け出しからのご縁。
なぜ、和歌山の方と生コンをテーマに御縁があったのか思い出せない。
ただ、事業に向けるまなざしは熱い。
生コンでいいことセミナーを和歌山で開催をきっかけに再開。
やっぱり、大東社長の事業に向かう姿勢はかっこよかった。
※なんの拍子かVサインを激写してしまった(大東社長)
※生コンでいいことセミナー、デモの様子
※駆けつけた生コン女子(河津建材)に透水性コンクリートの受入検査を語るまさつ
生コンが悪い。お施主さんとトラブった際に口をついて出てしまった言葉で混迷を深める。
エクステリアあるある。
生コンは半製品。
様々な変数の影響を受ける。
気温、経過時間、配合、骨材表面水、湿度、、、
例えば土間コンの色むら。
プロの世界ではわかっている。
出て当然。
けれど、経験が浅くお施主さんや元請けとのトラブルでついつい口を突いて出てしまう。
生コンが悪い。
とばっちりを受ける生コン工場。
ただ、この言葉で解決することはない。
生コン工場が保証しているのは呼び強度。
根本的な弁明にはならない。
色むらの発生原因は生コンの品質とは別のところで発生する。
そうした生コンに対する理解が背景になければ同じトラブルは繰り返される。
エクステリア事業の長い大東社長からうかがったエクステリアトラブル。
この手のトラブルは全国に腐るほど事例を見ることができる。
色むら、クラックはコンクリートである以上発生は不可避。
でも、隣のお宅の土間コンには発生してないじゃないの!!
隣の土間コンが同じ生コン工場ならまだしも、
たまさか別の工場から納品されていた場合、
藁にもすがる思いで、
生コンが悪い
言いたくなる気持ちは切実だ。
※透水性コンクリートで施工した土間コン
土間コンはやっかい。
こうした視点や前提に立つと透水性コンクリートの新しい価値が生まれる。
ペーストがない(空隙や隙間がある)から水を通す。
だから、表面にひび割れや色むらが見えない。
こうした理屈で喜ばれるなど当初は想定していなかった。
もともと生コンの素地があって、
その上にエクステリア工事業の経験が活きる。
エクステリアのように小規模の建設現場であるほど、
Face to Faceの交渉力・対話力が求められる。
対話力を裏付けるのは技術力や経験。
そして産み出される信頼関係。
僕たちが生み出している価値がそんな信頼関係を裏支えする。
そんなことができたらとてもうれしい。
和歌山県でもいよいよはじまる。
透水性コンクリートが当たり前になる。
土間コンの常識が変わる。
お施主さんにとっても、
エクステリア工事業者さんにとっても、
そしてやっぱり生コン屋さんにとっても。
生コンでいいこと。
増えたらいいなと思う。