2018/03/18
「他だと材工になっちゃうから」 鉄塔・大分・透水

鉄塔内舗装。プレートとローラーを併用して超ストイックに施工。何度も何度も撫でまわす施工方法で仕上がりはとても美しい。
他だと材工になっちゃうから。
今、中四国・九州地方にも鉄塔内舗装の勢いがめらめら。
そのうち、鉄塔内舗装=ドライテック。
そんな風になるのもそれほど遠くないようだ。
その理由をお客様にお尋ねすると、
「他だと材工になっちゃうから」
材工とは、材料と工事がセットでついてきちゃう、という意味。
スマイルセットならなんとなくいい感じもするけど、
僕たちのお客様は「工事屋さん」つまり施工する人。
例えば寿司職人相手に、
「いやぁ、青柳は内で握りますからそれをお客様に出してください。」
と言っているようなもん。
「あんたの施工、基本信じてませんから」
みたいなもんか笑
※Before、鉄塔内は降雨が集中するため薄いの流出を避けるために透水性コンクリート舗装が採用される
※After、大分綜合建設九鬼さんも絶賛の仕上がり。
僕たちは基本生コン屋さん。
だから、材料をつまり原料を提供する人たち。
それを料理するのはあくまでお客様。
その領分をおかしてまで出しゃばる必要はない。
もちろん適切な施工方法に関してはお伝えする必要があるけど、
それ以上は僕たち以上に施工のことはお客様がプロ。
そもそも僕たちはこの価値を「土間コン」の常識にしようとしているのだから。
九州地区、野方菱光さんや今回の大分綜合建設さんのお力添えで、
だんだん透水性コンクリートがスタンダードになりつつある。
地道にな活動ではあるけれど、
お客様の声を聞く。
なんで、僕たちの価値をお選びいただけたのか?
直接聞いてもあまり教えてくれないかもしれない。
それでも九鬼さんのように現場に足を運びリアルを確かめてくる。
少しずつお客様のニーズに近づいてきている。
もうすこし、もう少しで土間コンの常識になる。
知ってもらう(マーケティング)も大切だけど、
顧客の声を真摯に聞くということが大切だと改めて思った。
宮本充也