2018/05/09
「土間コン色むら補修|生コンでいいこと」

「駐車場土間コンの(部分)補修」は外構工事関係者の永遠の課題。生コン施工の後に偶発的に現れるコンクリート表面の色むらや施工や外力が原因のひび割れ(欠損)。各種補修方法に関する情報(価格・問い合わせ先)について
「となりの土間コンは色むらがない」
まるで「となりの旦那さんは優しいのに」みたいな。
そんな理由でお施主さんと業者さんはトラブルを起こす。
永遠の課題。
一生に一度の買い物。
その外構工事。
住宅よりももしかしたら住宅の第一印象の面では重要かもしれない。
エクステリア。
その重要な地位を占めている土間コンクリート(駐車場)。
出るときは出る。
それは、シミのように表面を汚す「色むら」という現象。
集水桝のような「やくもの」の周りに発生しがちな「ひび割れ」
特に新築引き渡しの時に目立ってしまうためどうしても問題になりがちなそれら現象。
その土間コンの補修方法の確立。
建設関係者であれば多かれ少なかれ関心を寄せる課題となっている。
※ガラケーの写真(補修現場)を一所懸命披露するヒエゾウ、もとい、ジェムストン社の鶴見さん
住友林業緑化とジェムストン。
そして、生コンポータル。
その他関係企業によって多種の実験が行われた。
住友林業緑化は業界では知る人ぞ知る、
「土間コン博士」
こと伊藤英部長監修のもと、
今後土間コン補修の各種方法論が確立されていくことになる。
土間コン色むら(ひび割れ)の対策には大別して2種類ある。
・事前対策(色むらが発生しない土間コン:URL参照 の採用または色むらが発生しやすい条件をできるだけ排除する:滞水をできるだけ少なくするなど)
https://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/
・事後対策(問題箇所をオーバーレイして隠す、または色合わせ:URL参照 でぼかす)
https://www.nr-mix.co.jp/rc/
今回の検証は、
事後対策
つまり、オーバーレイや色合わせなどの工法を用いて色むら(ひび割れなど)そのものを隠してしまうというもの。
について検証を深めた。
・ジェムロード(住友林業緑化・ジェムストン)
写真にもあるように土間コンクリートの類似色の塗膜を問題となっているコンクリート表面前面に塗布する。土間コンクリートの特性である「雨に濡れたら濡れ色になる」という品質も確保しているところが特徴
・完全無機セメント系色合わせ材(フッコー)
塗装ではなくセメント系(完全無機材料)をベースとして色合わせ材料であるため、部分補修が可能(問題となっている箇所だけを消す)。なおかつ有機系塗料ではないため雨がかかってもきちんと濡れ色になる
コンクリートの専門家から言わせて貰えば、
「土間コンに色むらもひび割れも出て当然」
こうなる。
理屈やメカニズムを知っていれば知っているだけ、
この考え方に執着してしまうことになる。
きっと詳しければ詳しいほどこうなる。
これが専門家の近視眼。
けど、一般のコンクリートに馴染みのない暮らしをしているひとたち。
一生に一度の買い物。
住宅の顔とも言える土間コン。
「色むら出るもんなんですよ、あしからず」
で済まされるようなことではない。
そこにギャップが発生する。
そのギャップを埋めるのがプロの仕事?
このところ幅広い人脈との交流を踏まえてこのように考えるようになってきた。
「色むらは出て当然。諦めてください」
これってプロとしての責任を放棄しているようなもん。
「色むら出ないように努力しましょう。それでも万が一出てしまったら、かくかくしかじかの対策を施しましょう」
顧客の立場に立って対話する。
親身に寄り添う。
向き合う。
これって、それなりに経験を積まないと立てない境地。
生コンポータルは全国の需要家と日々交流しています。
どんなことを考えているのか。
何にお困りなのか。
さまざまな事例を経験して専門性を高めています。
生コンでいいこと
「土間コン色むら補修」
お届けしています。
宮本充也