2016/05/24
「エクステリア業界の実像とチャンス」生コンに何ができるか

クラッソーネの堀口さんという方と仕事で出会った。
https://www.gaikoumitsumori.biz/
聞くと、全国(主に東京・名古屋・大阪地区)エクステリア業者さんを1000社アライアンスしているそうだ。
このエクステリア業者さん、
当社もそうだが、生コン工場にとっても取引先となる。
ただ、通常であればスーパーゼネコンのように
・大量に
・定期的に
購入する業態ではないため、
どちらかというと一般には、生コン工場目線で言ってしまうと、
・手離れが悪い業態(NRはそんな風には思っていません悪しからず)
というふうに認知され、
特に、エクステリア業者目線でいうと、
・定期的に購入するわけでもないし
・地域もあちこちで購入し
・少量しか使用しない
から、あまり重要な仕入先でもない。
結果的にこのアンマッチが、
・高価格
・低いサービス
・現金取引(COD→Cash On Delivery)
となって、エクステリア業者側には、「生コン屋は七面倒くさい存在」
となり、生コン業者側にとっては、「忙しい時には対応できない」
という不幸をこれまで双方の業態に招いてきた。
需要発生が偶発的だし、
小規模事業者がそれぞれにそれぞれの地区で仕事をしてきたので、
「なかなか一つの枠なり脈で語れなかった」
のは、
・エクステリア
・生コン
だけじゃなく、他にも数多くあるのではないか。
今日堀口さんから聞いた内容は以下の通り
・施行店と消費者をITを利用してつなげる
・たったの6%しか手数料を取らない(とあるビルダーはすごい抜く→利益50%とか)
・専門のスタッフを従業員として雇用しているため安心
・3者見積もりができる
ビルダーにとってのエクステリアは、
どちらかというと刺身のツマみたいなもんだから、
どちらかというと、住宅にお金をかけてもらうように誘導する。
ただ、考えてみても、
「常に人目に触れているのはエクステリア」
であり、
家の価値の大半は見た目で決まると言っても過言ではない。
のにもかかわらず、エクステリアの地位はとても低い(低くさせられてしまっている)
これまでの産業構造が理由で、
「本来の価値を発信できなかった」
のは、エクステリアも生コンも一緒、となる。
これから組み立てていくところだが、
・GNNという生コンアライアンス
・クラッソーネ「エクステリアの匠」というアライアンス
が重なることによる想定付加価値は、
・スケールメリット低価格の生コン供給
・脈同士の取引による高いサービスレベルの提供
・Only One商品の特別供給→特に、自宅駐車場規模に透水性コンクリート提供できる企業体は現在世界に二つとない
・さらに、工期短縮や独自化を裏付ける情報交流
などがある。
これまでエクステリア業界も寡占化が進み、
大メーカーが自社のブランド品を押し売りで流していた。
末端にいる存在はこれまで押し付けられたものを武器に仕事をし、
なんとかかんとか仕事をしてきたものの、
これからの人口半減社会において、
こうしたビジネスモデルは末端にいればいるほど、
不利な状況になっていき、ジリ貧が続く。
常に感じていることだが、
これからの時代は連携が鍵となる。
その意味で、クラッソーネ「エクステリアの匠」との今後は、
実に楽しみが多い、というより、このところ楽しすぎる。
宮本充也