2018/07/13
「契約金とか最低在庫量とかってあるの?|透水性コンクリート」

エクステリア外構関係製品(商材)を新規事業として取り組む場合「契約金」や「在庫量」がネックになることがある。新規性の高い材料だったり海外企業との独占契約など、入り口で数百万円の投資が必要なケースも。新時代の土間コン「透水性コンクリート」はどうなの?
https://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/
契約金とか最低在庫量とかってあるの?
当社も経験がある。
海外の建設資材や国内でもベンチャー企業の技術に取り組む場合、
「最低在庫量」
「契約金」
という名目で数百万円の投資が必要となる。
たしかに、
「本気度見せろや」
的な意味としては理解はできるのだけれど、
実際当たるも八卦当たらぬも八卦。
どこぞの馬の骨で本当に信頼できるかわからない。
そんな海外の企業相手や国内ベンチャーに、
貴重な経営資源を預けることは正直気遅れする。
けれど、世に多く流通する建設資材の多くはこうした方法で流通網を広げようとしている。
昨日博多で開催された生コンでいいことセミナー。
「在庫を背負わなくていいですよね。以前、スタンプコンクリートやステンシルコンクリートに挑戦した時に大量の在庫を背負わされて未だに倉庫の肥やしになっている」
という素朴なコメントを頂いた。
(久留米建材の山口さんから https://www.k-kenzai.com/)
なるほど!
たしかにそう言われてみれば透水性コンクリートは完全受注生産。
いわば、土間コンと同じ感覚で生コン屋さんに発注できる。
なのに、特徴のある外構資材として提案できる。
独自化、差別化ができている!
たしかにこれって一つのアドバンテージだ。
売れたり売れなかったり微妙な製品を大量に在庫する。
それに比べれば、
売れた時に普通に仕入れ立てればいいから単純にいえば、
資金繰り(キャッシュフロー)に優しい舗装材
とも表現することができる。
これは15年普及に携わってきて初めて理解できた価値。
いや、そもそもそうでなければ、
次世代の土間コン
を標榜することは難しかろう。
※普通に最寄りの工場から(生コンポータルが手配)0.5m3から生コン車で届く透水性コンクリート「ドライテック 」
将来は常識でも今はまだ新規事業
材料としては通常の生コンよりも高い。
けれど、施工が30分(駐車場2台分程度)で終わり、
ワイヤーメッシュや周辺排水設備や人件費が圧縮できるから、
材工での直接工事費はそんなに変わらない。
その舗装材は将来「土間コンの常識」になると僕たちは信じている。
どんな製品も出来立て発売したては、
「新商品」「新事業」
だったはず。
でも、時が経ちやがて市場に認知されいつしかその分野の、
「代名詞」「常識」
になっていく。
そういうもんだと思う。
※リフォームにも採用が多い。この現場は朝しとしとと雨が降っていたが、雨雲レーダーで2時間の晴れ間を有効に利用して施工完了
今はまだ、
新製品
まだまだ市場に認知されているとはいいがたい。
だから、新事業として取り組む場合の魅力が多いことを示している。
新事業は可能性が大きい。
そして、リスクという意味では、
「最低在庫量」
だの、
「契約金」
だのが発生しないし10年以上の施工実績が意味している、
「安心」
は取り組むにあたって背中を押してくれるものであるはずだ。
将来は常識でも今はまだ新規事業。
そこにチャンスがある。
生コンでいいこと。
宮本充也