2018/08/11
「おぬしではない。わしが決める透水性コンクリート」

「型枠をすぐに外せる土間コン」は伊豆植物園(老舗造園業者)でこの度も御採用いただく。生コンポータルは伊豆植さんをはじめそんな会社さまに支えられています
https://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/case/post_212.html
型枠を直ちに外せる土間コンてなに?
ご存知生コンには通常、
「スランプ」
といって専門的に言うと降伏値というパラメータがある。
要は、
「この生コン固いねー。スランプ8cmないんじゃない?」
とか、
「もう少し柔らかくならない?18cmもないよこれじゃ!」
みたいな。
つまり生コンてのは柔らかかったり固かったりする流動体ということができる。
流動体
液体としての生コン。
※https://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/case/post_212.htmlより引用。スランプ試験結果のURL
※おや?様子の違う生コン打設。この生コンの正体が透水性コンクリート「ドライテック」
好きなところで打設を止めることができる土間コン
※透水性コンクリート打設の風景。通常の土間コンと随分様子が異なる
通常土間コンは止め枠(型枠)まで連続して打設しなければいけない。
そういうもん。
なので施工が一旦始まったら止まれない。
生コンは生ものだから施工中に、
「ちょっと疲れたから休憩しよう」
なんてことをしたら、
打ち継ぎ
施工ジョイント
が施工不良となって問題(クレーム)に発展してしまう。
だから、型枠のところ(完成)まで止まれない。
ひたすら施工をし続ける運命にある。
そういうもん。
一方、透水性コンクリート「ドライテック」の施工は一風変わっている。
任意の箇所で施工を中断できる。
その理由は生コンであれば必ずあるスランプ(流動性)がないことに起因する。
※建築用語でピン角(ぴんかど)といって、止め枠まで施工したらすぐに止め枠を外すことができる。施工中でも不意に材料が足りなくなったりなどした時でも安心。施工ジョイントはそのまま目地となる
実はこれ、結構すごいこと。
流動体ではない生コンとしての透水性コンクリート。
施工性が飛躍的に高まる。
施工計画の自由度が飛躍的に高まる。
そのことはすなわち施工費用の圧縮を期待することができる。
外部の業者や応援を必要としない。
自分たちの都合で施工ができる。
全て、自己都合。
おぬしではない。
わしが決める透水性コンクリート打設
たくましい主体性を感じる土間コン。
日々つらつらと透水性コンクリートについて考察している。
おそらく日本で一番透水性コンクリートのことを日々考えているのじゃないだろうか。
そのくらい毎日透水性コンクリートのことを考えている。
一方の面から見つめるだけじゃなく、
ありとあらゆる角度から見つめ直す。
すると、いろいろないいことが浮かび上がってくる。
これからも普及活動を通してお客様の声に敏感になり、
見出されていない数多くの価値を見出していきたい。
生コンでいいこと。
宮本充也