長岡生コンクリート
オコシコンは高い透水性を持ちながら表面強度・曲げ強度に優れたポーラス構造の高強度コンクリート

2018/08/18

「天は人の上に人をつくらず」

「天は人の上に人をつくらず」

階層がない、人が他人を一方的に評価することもない。指揮命令もない。肩書きすらもない。目標や進捗管理さらには自分の給与すらも自らが決める。「天は人の上に人をつくらず」。そんな組織運営って実際可能?
https://nol-blog.com/what_is_teal_organization/



天は人の上に人をつくらず

大方の組織には社長がいて取締役会があって部長、課長、係長・・・。

さらに細分化された階層もあるかもしれない。

一人一人の職務権限はある程度はっきりと決められていて、

小さい組織ながらも意思決定レベルの階層が暗黙・明白いずれにせよ存在する。

「上司のいうことだから」

「会社が決めたことなら」

個人の意思決定はテーマごとに分割され、

自分が決めるのではなく自分ではないなにか(組織)が決めることに対して、

個人は自らを殺す。

少なからずそんな組織慣習が存在していないだろうか。

「その通りですよねぇ、社長」

猫なで声でお追従をする。

そこまで極端ではないにせよ、

職場では上下関係が敷かれていて、

それが当たり前だと思っている。


一方、子供の頃から道徳やさまざまな場面で、

人は平等

というふうに学習してきた事実がある。

たしかに聞こえはいい。

人は平等。

でも、実際に社会に出て組織に所属してみるとどうやら勝手が違う。

平等であるはずなのに、

明確な階層

キャリアマネジメント。

「〜〜ができるだけ頑張れば君には〜〜というポジションが与えられる」

みたいなのが厳然として存在する。

天は人の上に人をつくらず人の下に人をつくらず

というあの金言どこ吹く風の組織形態が普通となっている。

本音と建前。

理想と現実。

そうは言ったってそんなこと無理でしょ。

もしかしたらどこの組織もそのような言い訳で理想を諦めているのかもしれない。


生コンポータルでは理想を追い求める決断をした。

一冊の本「ティール組織」という組織論を参考に。
https://nol-blog.com/what_is_teal_organization/

長年労務関係のコンサルティングで協力頂いている事務所とともに。

階層がない、人が他人を一方的に評価することもない。指揮命令もない。肩書きすらもない。目標や進捗管理さらには自分の給与すらも自らが決める。

そんな組織構造の構築に踏み出すことになった。


F8F21A36-9CCA-4947-943E-1686EE99BB6B.png

https://nol-blog.com/what_is_teal_organization/ より引用。


867C46FE-4A08-4F46-8952-6DD0C9324EE4.jpeg

※これまでの給与体系や評価制度、等級制度を脱却する準備について議論する。もちろん、独断で決めることはなく、都度進捗を仲間たちに報告しいちいちフィードバックを受けながら進めていく



あらかじめ行われることが期待されている組織で働きたいか?

生コン工場に入社した個人のすべきことは決められている。

期待されていることは〜〜だから、

それに対して応えることであなたの給料は支払われる。

そんな固定的な組織運営。

当社生コンポータル(長岡生コン運営)も含めて、

いずれに生コン工場も多かれ少なかれそのような組織運営。

でも、はたと考える。

そんな組織は生コン工場以上に社会から求められる存在になれるだろうか?

個人を組織の期待値にはめ込む。

そうすると個人はきっとその期待値100%に対して、

せいぜい60点、下手すると落第。優秀な人で80%。

そんな序列にはまり込んでしまうのではないか?

組織がどうとかではなくて、

個人がどうしたいのか?

そのしたいことは組織(仲間たち)の理念に照らし合わせてどうなのか?

貢献できるのか?

とにかく個人にフォーカスした組織運営。

結果的に明るく仕事をする個人の仕事の集積が柔軟に枠組みを変えていき、

生コン業が固定的なものから流動的なものになる。

次第に現代の要請に応えられる組織が形成される。

新しい生コン工場のあり方が出現する。


D750588D-82BC-420F-AD91-C1DC1D787D3B.jpeg

※10年来寄り添って労務に関することを中心に助言を頂いているオフィススズキの鈴木代表


一方で不安もある。

完全に個人の自主性に委ねた組織運営は果たして可能なのか?

あるのは単なる無秩序混沌なのでは?

組織がばらばらになってしまう?


さまざまな不安は入り混じる。

わからないことだらけ。

ただ、人が人に一方的に強いることや、

見えない階層構造のせいで自分の信条を曲げることはやっぱおかしい。

人は皆上下なく強調し合うことのできる自主的な生き物。

そう信じているのなら。

実行に移すのはいつかではなくて今となる。


年度末をめどに動き出したプロジェクト。

天は人の上に人をつくらず。

ピラミッドやヒエラルキーを本気で嫌うなら。

組織の中にもそんなものを排除しなければ矛盾が生じる。

理想を理想で片付けないために。

生コンでいいことをきちんと広げるために。

まずは変わらなくてはならない。

生コンでいいこと。



宮本充也

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士/砂利採取業務主任者/採石業務管理者

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:宅建士

webリフォームローン
土間コン相見積キャンペーン
オワコンとオコシコンの違い
このページのトップへ