長岡生コンクリート
オコシコンは高い透水性を持ちながら表面強度・曲げ強度に優れたポーラス構造の高強度コンクリート

2018/08/30

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「表面にぽつぽつと発生する錆びって問題ないの?|透水性コンクリート」

「表面にぽつぽつと発生する錆びって問題ないの?|透水性コンクリート」

透水性コンクリートに限らず土間コンに発生する錆びは多かれ少なかれ起こりうる現象。これは「骨材」という原料を利用した舗装であれば不可避であり、適切な理解が必要。



表面にぽつぽつと発生する錆びって問題ないの?

原因は「黄鉄鉱」と呼ばれる骨材に含まれる成分。

コンクリートやアスファルトの舗装面を、

ぽつぽつと錆びが浮いているのを見かけたことがないだろうか。

舗装だけではなく構造体壁面から発生する場合もある。

なんらかの原因で骨材表面を覆うセメントペーストが剥離して骨材が晒される。

雨など外部から侵入する水と骨材に含まれる黄鉄鉱が触れることで、

サビが生じ水で滲んでコンクリート(アスファルト)表面が汚れる。

これが、

表面にポツポツと発生する錆び

の原因。


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※コンクリート表面にぽつんと浮き出る錆び。イギリス帰りのガーデンドクター柴ちゃんのブログから引用(https://www.shibagaki-greentech.com/2017/06/28/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%88%E3%81%AB%E8%8C%B6%E8%89%B2%E3%81%84%E3%82%B7%E3%83%9F%E3%81%8C-%E3%81%93%E3%82%8C%E3%81%AF%E4%BD%95%E3%81%A0%E3%82%8D%E3%81%86-%E3%82%B5%E3%83%93-%E9%8C%86%E3%81%B3-2017-6-28/

これは岩種によって程度の差はあるにしても、

骨材の中には概ね鉄分が含まれている。

なんらかの原因で骨材の被覆(ペースト)が取れることはあり得る。

特に舗装である以上発生を抑制することは難しい。

(例えば舗装表面に小石がある状態で車が乗り入れることで骨材が割れるなど)


とりわけ、透水性コンクリートはペーストで覆われていないことが特徴。

(そのため透水性能があるともいえる)

写真の「洗い出しコンクリート土間」同様に、

骨材は通常の土間コンよりも無防備に近い状態で晒されているため、

こうした現象が起きないとは言い難い。

ただし、発生メカニズムから分かる通り機能上は問題がない。

そのことでコンクリート(またはアスファルト)の性能が消失することはない。


もちろん、見た目が悪い、のは事実。

ガーデンドクター柴ちゃんのブログにもあるように、

専用の洗浄薬品(例えばサンポールのようなもの)で洗い流せば簡単に取れる。

見た目も元どおりにすることは容易となる。


発生頻度やそのこと自体が問題化することは珍しいにしても、

街中でたまに見かけるこの「錆び汁」。

専門的な発生要因は各種あるけれど、

舗装、特にコンクリート土間における錆び汁は機能上全く問題がない。

仮にリカバリーしたい場合でも比較的容易に片付く。

そんな表面にぽつぽつと発生する錆びって、

問題はありません。

もっと詳しく知りたい方はご連絡をください。


生コンでいいこと。



宮本充也

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士/砂利採取業務主任者/採石業務管理者

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:宅建士

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