長岡生コンクリート
オコシコンは高い透水性を持ちながら表面強度・曲げ強度に優れたポーラス構造の高強度コンクリート

2016/07/24

タグ: , , , , ,

「製品力はつまり人間力」韓国実績報告

「製品力はつまり人間力」韓国実績報告

韓国は好きですか?

焼肉、自分で焼かないで焼いてくれるから、とてもいい。

ランチに参鶏湯、最高。

女性ならエステだろうか?

比較的日本からも近くて気軽に行けるのもいい。

危うくパスポートを忘れてしまいそうな位だ。


そんな韓国で始めて日本の透水性コンクリートが施工された。

しかも、今月もう1件予定されているほどのブレイクぶり。

数年来のお取引をさせていただいている、

親日家で東京農業大学出身のEDC Life社趙さんが、

熱心にドライテックの日本国内での普及の様子をご覧いただき、

この度韓国に持ち込んだというのが事の発端。

当社マスコットキャラクターのまさつぐさんが、

2泊3日の工程で施工立会い・現場指導に現地を訪ねた。

初の海外進出である。


結果から言えば成功裏に初の透水性コンクリートドライテック海外進出は幕を引いた。

F材を使用している透水性コンクリートの品質は韓国のものに比べても高品質で、

また、日本で経験した多くの施工上のノウハウが認められ採用され、

そして、工事そのものも高い評価を受け終了した。

ただ、楽観的に喜んでばかりもいられないいくつかがわかった。

これは今後に多くの課題を残す。

やはり、国が違えば「日本の当り前」が通用しない。


たとえば、生コン工場。

まるで違う。

習慣が違う。

韓国では輸送と生コン工場が完全に分離されている。

ここまでは日本でもあるスタイルだけれど、

韓国では輸送はだいたい一人親方で生コン車を持ち込んでいて、

生コン工場と契約しているケースがほとんど。

完全に生コン工場から独立しているため、

現場での権限が非常に高く、

例えば工場と荷受け人である工事店が合意形成している場合でも、

現場でドライバーが「NO」という場合が実にある。


ドライテックだけじゃなくて、以前IWAでも経験したことだけれど、

これは韓国国内で新規性の高い生コン関連商品を普及させようとした場合、

必ず参入障壁になるポイントとなる。

また、商習慣だけじゃなくて、生コン工場の供給網という点も課題となる。

今回は釜山近郊での実績だったけれど、

次はソウル市内になる、など発生現場近隣でいちいち工場との折衝が必要。

日本ではある程度流通網(既存商社や系列)やGNNが整備されているから、

「全国どこでも明日でも」

だが、韓国はこれからそれを創っていかなくてはならない。


これだけ書くと、「やっぱ普及無理じゃね?」となりそうだが、

趙さんは常に前向き。

「来週いってもいいですか?」

と海外感をまったく感じさせないフットワークに見られるように、

常にアグレッシブ。


そういえば日本でも同じような経験をしてきた。

10年前そうだった。

なぜ普及したのか?

・製品力?

・マーケティング?

・タイミング?

そのどれでもなくて、結局

・取り組んだ人

がこの「普及した日本」という現在を創りだしたことを思い出す。

文字通り「死ぬほどたくさん失敗した」この経験にめげず、

常に前向きに取り組んだからこそ、製品の力も、タイミングも、販促も引き寄せた。


10年前の日本に比べて韓国はさらに市場の反応が高い。

アスファルト大国の日本に比べ、

コンクリート舗装が50%を締める韓国は、

市場性も大きく期待できる。

そして、何より、趙さんがいる。

日本で培った経験を提供すればおそらく日本以上に化けるだろう。

その先に韓国と日本の生コン交流なんてのもスリリングだ。

明洞でショッピングにふら振ら歩いてたその歩道は日本のドライテック。

そんな日もそう遠くなさそうだ。


宮本充也

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士/砂利採取業務主任者/採石業務管理者

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:宅建士

webリフォームローン
土間コン相見積キャンペーン
オワコンとオコシコンの違い
このページのトップへ