2018/10/20
「雨水貯留槽を作りたくないから舗装をしたくない」

透水性コンクリートの施工見学会。さまざまな理由で訪れる多くの業界関係者。「雨水貯留槽を設置したくないから舗装せずに鉄板で済ませました」。舗装、イコール、排水の検討。敷地の外に雨水を流出させてはならない。設計の自由度を脅かす雨水貯留槽について。
雨水貯留槽を作りたくないから舗装をしたくない
業界関係者を悩ませる。
雨水貯留槽。
読んで字のごとく、
雨水
を貯留
する
プール(槽)
のこと。
雨水貯留槽。
敷地の水は敷地内で。
それが原則。
流出をしないためにも、敷地内に雨水貯留槽を設置することが義務付けられている。
雨水流出抑制施設。
※敷地面積によっては広大な規模になる場合も(https://blog.goo.ne.jp/macal07/e/86cc73ff23e50ce5028c4965296aa90cより引用)
設計の自由度を脅かす雨水流出抑制施設。
1,000m2以上の開発行為など、
舗装する場合は設置が義務付けられている、
雨水流出抑制施設(貯留槽)。
土地はできるだけ有効利用したい。
雨水流出抑制施設は単純に死に地(しにち)になる。
そこには住宅などの建設ができない。
その分、売れない。
開発行為の主体者からすれば非常に面倒がつきまとう。
それが、貯留槽の設置となる。
開発行為のソリューションとしての【透水性コンクリート】
※幼保施設に施行された透水性コンクリート。
※住宅駐車場(カーポート)に利用することで水勾配なども必要なくなる。スリット(水切り)も不要。だから、ボーダーレンガなどで意匠性UP
※施工見学会は全国各地で「ほぼ毎日」開催されている。
※まるで「ざる」のように透す水は日本の過去最大降雨量の2.5倍の水だってへっちゃら。
てことは敷地を最大限有効利用できる?
水がたまらない。
水が流出しない。
てことは、舗装していないのと同じ。
U字溝(ゆうじこう)などの排水設備なんかも軽減できる。
暗渠などのサイズも圧縮できる。
そして、雨水流出抑制施設もサイズダウンできる。
てことは、
敷地を最大限有効利用できる。
何が高いって、土地だ。
購入しているその分譲住宅。
その価格の何%かが雨水流出抑制施設設置のために当てられている。
だとしたら。
なんか、むかつかない?
意味ない感じしない?
透水性コンクリートはそんなイライラのソリューションともなっている。
あまり知られていない事実だ。
生コンでいいこと。
こんなとこにも。
宮本充也