2018/10/30
「日本中の生コン工場にあれば土間コンが変わると思うんです」

昨日2018/10/29は雪の舞い散る札幌市屯田にある大世紀生コンでその作業は行われていた。やると決めたら絶対やる。「日本中の生コン工場にあれば土間コンが変わると思うんです」という自分の発言に進むべき道を見た。
日本中の生コン工場の目立つところにこれを置く
※岡山光コンクリートに設置されてあるデモセット。訪問者は自らの手で水をかけてその透水性を体験することができる。
※透水性を体験しているのはご存知伊豆ゆるきゃらこと小野登志子市長(伊豆の国市)
※材料はこれ。写真右手奥にあるのはプレミックスの透水性コンクリート「ドライテック」(陽光物産・福山市)
※大人二人で攪拌開始。間違えて2袋一気に作ってしまったが、作業が大変になるので1袋ずつをお勧めする。
※から練りの後所定の量の水を入れて攪拌すると写真のような「艶」が出てくる。
※型枠に打設、仕上げ。
※完成
※仕上げられた表面の接写。如何にも透水しそうな様子。
全国の生コン工場におけば土間コンの常識が変わる?
ご協力いただいた大世紀生コン荻野社長と会話していた時に思った。
ひたすらこの「見学会」を重ねることで、
このデモセットはその工場の目立つところに設置されることになる。
その後その工場を訪ねた何人かは、
「何ですか?これ」
と質問することになる。
促されてその上にある水で満たされた容器を逆さまにする。
するとこぼれた水は表面に溜まることなくコンクリートを透過する。
巷で話題の、
透水性コンクリートを体感することになる。
そして、その人はコンクリートに携わる人。
素人、一般人ではない。
その連続がやがて日本の土間コンの常識を変えていくのではないだろうか。
そんなことを荻野社長との会話の中で夢想していた。
全国で開催されている見学会でも作られる。
※こちらは先月施工の見学会で施工された透水性コンクリート(大世紀生コン)。
実際の施工見学会や生コン工場での見学会。
材料はたいてい少し余る。
その材料を利用して作ればいい。
すると少しずつデモセットは増えていく。
そのデモセットを無料であちこちに配る。
生コン工場は自分で作ればいいだろうし、
建設事業者は自社のオフィスや店舗の目立つところに置いておけば、
きっとそれに水をかけた関係者(施主や技術者)は、
透水性コンクリートを体感することになる。
それが繰り返される。
その向こうにある日本の土間コンの常識。
10月下旬の雪が舞い散る大世紀生コンで作業をしながら。
僕はそんな夢を見ていた。
生コンでいいことが具体的に広がり始める。
宮本充也