2016/08/15
「錦織圭とコンクリートの意外な関係」

夏休みにすんません。
もし神様がいたら、こんな僕の弱さを許してくれるだろうか?
またやってしまいました。
人気検索ワードをタイトルに使うことでアクセスカウントを稼ぐ。
夏休みに、すみません。
というよりも、夏休みだからこその僕の弱さをお許しください。
長期休暇はPV数セッション数が激減するんです。
オリンピックが悪いんです。
バカンスが悪いんです。
「錦織圭とコンクリートの意外な関係」
に興味をもっていらっしゃったお客様。
結論から言います。
「関係は薄いし、なんなら錦織圭というよりも、テニスとかテニスコートと言った方が正確です」
さて、生コンブログのスタートである。
不思議に思ったことはないだろうか?
「土砂降りの後でも水たまりのないテニスコートで快適にプレイ」
例えばグラスコートの場合、大雨が降ると水たまりができてしまう。
それを防止するために実は、
下層(芝生層の下地)に透水性材料が利用されている
※とあるWEBページから拝借した断面図
通常透水性といえば、透水性アスファルトを想起する人が多いものだが、
実は「アスファルトではだめな理由」がテニスコートの場合どうしてもある。
一般には、
「え?アスファルトもコンクリートも同じじゃん?」
と理解されていそうな両者の違いだが、
「わだち」
ってご存知だろうか?
※画像検索ってほんと便利だ。おあつらえ向きの「わだち」は赤丸の中
実はアスファルトはゴムのようにくにゃくにゃ曲がる性質があって、
繰り返し荷重がかかるところは写真のようにへこんでしまうことがある。
よく横断歩道のわきとかで、タイヤのあとと思われるへこみを見たことがあるだろう。
あれが、わだちである。
「なぜ、テニスコートの下地材として透水性アスファルトは向いていないのか?」
に対する答えも、実はこの性質に起因する。
サーバーやレシーバーがよくよく立つ位置は荷重がかかりやすく、
つまりわだちが起きることによって空隙(水を通す空間)がつぶれてしまい、
結果水たまりになってしまうからだ。
そのわだちがその辺の市民テニスコートで発生していて、
日曜日の昼下がりとかあほなカップルがあははとかいいながらテニスしている場合なら、
まったく問題がないが、
仮にそのわだちが、昨日のリオデジャネイロの3位決定戦で錦織圭選手のコートで発生していて、
それがもとで96年ぶりの銅メダルを逃していたとしたら、
これは大問題ではないだろうか?
経済損失は計り知れない。
つまり、結論は、こうゆうことだ。
テニスコートの下地材には、透水性アスファルトではなく、
「ドライテックを使いましょう」
こうすることで快適なテニスライフを送れるばかりか、
第二第三の錦織圭選手みたいなスーパープレイヤーがこの国日本から誕生するのではないか?
夏休みなのでいろいろ許してもらわないとならない。
暑いから休まなくてはならないから夏休みなわけで、
各位に置かれては残りわずかとなった夏休みをどうか有意義に過ごされたい。
「錦織圭とコンクリートの意外な関係」
幕引きである。
宮本充也