2018/11/10
「日本の地面が変わる?!【生コンの本気】」

これを待っていた。日本の地面を変えるためには、生コン工場が変わる必要がある。どんなに素晴らしい性能を持っている製品だったとしても、その供給体制が整備されなければ絵に描いた餅。いよいよ、生コンが動き出す。生コン屋さんの透水性コンクリート見学会。
いよいよ日本の地面が変わる?!生コン屋さんの透水性コンクリート見学会
※見学会前の受付の様子。今回は長野の高沢生コンさんとのコラボ。
※綺麗な構内、とても前向きな職員の皆さん。
※施工スタート。30人にも及ぶ業界関係者が詰めかける。そう、生コン人たちの関心が大切。僕たちが日本の地面を変えるんだ。
※みなさん、業者さんとかではない、生コン人。通常生コンを製造して出荷している人たち(つまり、素人)。
※いっちょあがり。あっという間に施工完了。この施工箇所はエントランスとなっていて、誰もが足を踏み入れるし、その場で透水性をデモできる。
※品質確認は写真奥の供試体を破壊することによってなされる。手前はサンプル用の材料だろうか。
日本の地面は生コン屋さんが変える。なんで普及しなかったのか?
200年前にはなかった、アスファルト舗装やコンクリート舗装。
未舗装。
自然のまんま。
そちらの方が地球環境にいいに決まってる。
だから、舗装しないでおきましょう。
ってことにはならない。
舗装しなければぬかるんでしまう。
あるいは草が生えてきて草取りだけでも大変な手間だ。
それでは、舗装をしよう。
その舗装。
土間コンやアスファルト舗装よりも、透水性コンクリートであるべき理由がある。
・雨が降ってもそのまま地下へ水が浸透していく環境性能(河川の氾濫抑制ほか)
・水はけを考えなくてもいいから地面を真っ平らにできるため、お年寄りの歩行に安心(路面凍結もしない)
・路面温度が上がらないため、子供が裸足で歩くことも
・つまり、ヒートアイランド抑制効果も
そんな、いいことづくめの透水性コンクリート。
総論では「もっと普及した方がいい」となっているのに、
どうして普及していないの?
それは、生コン工場の協力体制が整っていなかったから。
生コン業界に変化。いよいよ、日本の地面にも変化。
今回の高沢生コンさんのように、前向きにとりくむ生コン工場が増えてきた。
これは、でかい。
15年前から考えると嘘みたいな現実だ。
100社あたって99社に断られる。
そんな、透水性コンクリートの製造。
それが、どうだ。
今や生コン工場が前向き率先してとりくむようになってしまった。
降らない雨を砂漠のど真ん中で祈り続けていたあの当時。
今や、ぽつぽつと、少しずつだが乾いた額に水滴が落ちはじめる。
そんな砂漠の祈祷師のような心境。
さあ、降り出す。
いよいよ、生コン業界が本気になった。
3000工場と言われる生コン工場。
一斉に動き出す。
生コンの集合的意識が透水性コンクリートを選んでいる。
日本の地面が変わる。
生コンでいいことが広がる。
宮本充也