長岡生コンクリート
オコシコンは高い透水性を持ちながら表面強度・曲げ強度に優れたポーラス構造の高強度コンクリート

2018/11/14

「地面を、社会を、そして、環境を変えていく」

「地面を、社会を、そして、環境を変えていく」

透水性コンクリート普及に携わって15年。いろんな夢をみて、いろんな苦しみを味わってきた。何周もぐるぐる回って到達した今の気持ちを正直に残しておきたい。ものづくりに携わる僕たちの本音。



地面を、社会を、そして、環境を変えていく。

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※住宅外構(この現場はバスケットコート設置が目的)。決して広くはないが、毎日このくらいの面積が透水性コンクリートという舗装に変化している。


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※新設の舗装だけじゃない。こうしてリフォームの「水はけ問題」の解消のように、さらに小規模な地面にも適応される。


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※決して広くはないが、こちらもこの15年間の蓄積の1ページ。水勾配がいらないから真っ平らな舗装にすることができる。排水設備も減らすことができる。



誇大妄想として嗤われてしまうだろうか?

田舎の山奥の生コン屋がなに言ってやがる、と。

200年前は舗装は地表を覆っていなかった。

降雨は地面が吸収し地下水系に還元されていた。

吸収されなかった水は地表を流れ河川に。

治水ができていない場所は冠水し、

人はそこに住むことを諦め移住した。

環境に抗わず。

自然に従って暮らしていた。

それが、今はどうだろう。

大方の地面は舗装され、地表は覆われた。

降雨は地面に吸収されずそのまま排水設備が受け持ち河川に流す。

人が自然を支配できる。

そんな200年が現代を形成した。

非可逆的な「異常値」とも言える200年の成長の傷を癒す。

透水性コンクリートという中小企業「生コン工場」が生み出した技術が地面の当たり前を変える。

「でかい話を言ってら」

鼻で笑われるだろうか?



この15年で起きたこと。

最初は文字通り孤軍奮闘。

ビジネス全般に言えるかもしれない。

「やりたきゃやればいい」

最初から今の動機付けだったわけじゃない。

「これ、もうかるんじゃね?」

くらいのもんだ。

こんなに面白い生コン売れないわけない。

その程度の動機付け。

その動機付けは時間の彫琢に研ぎ澄まされていく。

売り込み、提案し、ほとんど断られ、中には面白がって採用される。

今度はその物件に供給してくれるパートナー(地元生コン工場)をさがす。

カタログをどっさり積んだおんぼろ車で東京・神奈川・名古屋・大阪の建設関連業者をローラー営業。

少しずつ、馴染みのお客様が増える。

少しずつ、製造を手伝ってくれる生コン工場がふえる。

途中でGNN元気な生コンネットワークという生コンアライアンスができたのも大きかった。

透水性コンクリートに対する理解が次第に深まる。

そして、今や200を超える生コン工場から「いつでも」出荷できる体制が整った。

僕はこの15年の軌跡をまずは一緒に走ってくれた会社の仲間たち。

そして、嫌がらず協力しくれた生コン工場。

また、失敗を許容してくれたお客様と共有したい。

そんな思いで本音を書いている。



日本の地面を変えてきたのは800と言われるアスファルトプラント。

我が国舗装の95%と言われるアスファルト(黒舗装)。

高度経済成長にその版図を一気に広げていった担い手。

アスファルトプラント。

その数現在800と言われ、

それらは大手資本により運営されている。

文字通り日本の地面を変えてきたのは大手資本の道路会社。

そして、800ともいわれるアスファルトプラントだ。

生コン工場の運営主体は中小企業である場合が多い。

弊社生コンポータル(長岡さくら工場)もそんなちっぽけな中小企業の一だ。

そんな中小企業は大手資本の下請けよろしく指図を受けていればいいのだろうか?

自分の思いや主体性を持たず、

草木のようになびいていればいいのだろうか?

中小企業の家庭に生まれあらゆる喜びや辛酸を経験し、

僕はそんな中小企業のことを心から愛している。

中小企業が世の中を変えるリーダーになるべきとさえ思っている。

そんな中小企業が運営する生コン工場200。

僕たちが日本の地面を変えちゃだめだろうか?



主体性を持った「今はまだ200」の生コン工場が変える日本の地面。

少しずつだけど、日本の地面が変わっている。

主体性を持った中小企業が作った透水性コンクリート「ドライテック 」。

製造者(メーカー)は日本の生コン工場だ。

生コン工場1社の力はちっぽけだ。

ただ、その集合的意識はとても偉大な変化をもたらすはず。

数の上で200になった。

さらにその数は増えていくはずだ。

そして、その先に、日本の地面は変化する。

加速度的に勢いを増して。

日本の地面は変わる。

その経済活動は日本の社会に変化をもたらす。

大資本主導。

中小以下は下請け、孫請けに甘んじているべき、そんな風に思われていた社会経済に変化を起こす。

そして、その変化は、環境すら変える。



200年前に舗装に覆われていなかった地面。

現代の技術と産業イノベーションが日本の地面を変える。

すると、日本の環境が変わる。

排水設備の負担が減る。

ヒートアイランド現象が減る。

冠水被害が減る。

安心で安全な環境が創造される。



誇大妄想だと嗤われてしまうだろうか?

真剣に思っている。

この15年、僕たち周囲で起こったことを冷静に思い返すと、

本気でできると思うのだ。


地面を、社会を、そして、環境を変えていく。

生コンでいいことが、本気でそれを実現すると本気で信じている。



宮本充也

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士/砂利採取業務主任者/採石業務管理者

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:宅建士

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