2018/12/04
【小は大を兼ねる】が透水性コンクリートの真骨頂」

「全国どこでも0.5m3(地域によっては1.0m3)から調達できる」ということは?「小は大を兼ねる」が透水性コンクリートの真骨頂。ちょっと大きめの規模だって(450m2)この通り、問題なく完成。
【小は大を兼ねる】が透水性コンクリートの真骨頂
ラインホワイトでそのまま駐車場のラインを描くことができる。写真は透水性コンクリートの駐車場
今回の現場は銀行店舗の外構工事。全部で450m2の規模だった。
通常は小規模(住宅外構で20〜40m2程度)が主戦場の透水性コンクリートは全国どこでも0.5m3から配達できる。つまり、小は大を兼ねる!
透水性コンクリートができること。
日本全国。
全ての地域で。
生コンクリートと同じように身近で気軽に。
生コン車がお届けする。
その生コンは土間コンクリートに用いる通常の生コンと違って水引き(ブリーディング)がないから、均し作業が早い。
15〜30m2の小規模なら30分以内で全てが完成する。
そのため、1日それだけやらなければならない土間コンと違う。
1日に2〜3種類いろんな作業が並行してできる。
それだけじゃない。
水を透すから排水設備(U字溝や集水桝)が減らせる。
完全に真っ平らな地面を作れる。
水たまりも発生しない。
付加価値製品として価格自由度が高い。
なのに、施工原価が影響してコストは抑えられる。
そんな小規模の地面を素敵に変える透水性コンクリートができること。
それは、大規模現場でも同様のことが言える。
100〜500m2 汽水域という市場
僕たち生コン工場が土間コンクリートの原材料として生コンを供給する規模。
それは、15〜30m2。
あっても、100m2までと言ったところ。
また、道路会社が対象とする地面は1,000以上中には数万m2。
道路を考えればイメージがつきやすいかもしれない。
日本の地面に材料を提供してきた両者。
・生コン
・道路
お互いを、淡水魚と海水魚になぞらえるなら。
どちらも生息していない汽水域(海水と淡水河混じり合う水域)。
それが、100〜500m2とすることができる。
そこを市場と捉えるためには、
・生コン
・道路
が連携、共同するあり方が求められる。
日本の地面を変える取り組み。
汽水域をめぐる連携。
道路会社とて、何が何でもアスファルトを売りたいという企業ではない。
日本の地面がなるべく水を吸収し耐久性が高く環境に優しい。
それは、生コン、道路の分け隔てなくみんなの願い。
アスファルトプラントは800。
透水性コンクリートの全国ネットワークは200。
その数は、全国3000ある生コン工場総数に向けて猛スピードで増殖している。
その蛇口を使って地面を200年前の裸の地表(でありなおかつ舗装された状態)に戻すのは、道路会社。
お互いが互いを認め合い連携することで日本の地面が変わる。
そんな未来を創造する仕事をしています。
生コンでいいこと。
宮本充也