2018/12/05
「モノタロウから【地面】が届く?【透水性コンクリート】」

現場を支えるネットストアから地面が届く?!おそらく業界初の取り組みに挑戦するのはMonotaROと生コンポータルの協業。水を透す地面という経験がモノタロウから届く。そんな話。
モノタロウから地面が届く?!【透水性コンクリート】
出屋敷駅に接続する建物に本社を置くモノタロウは破竹の勢いで成長を続ける法人間取引のEC大手
取り扱い品目は幅広い。これまでは単純に「もの」を届けていたが、このところは「設置工事」など取り付けるための作業も併せて提供する。
駐車場の地面(土間コンクリート)がモノタロウから届く日が来る?
地面という「モノ」を売ること。
人は「もの」そのものが欲しいのではない。
その「もの」を通して得られる体験が欲しい。
なぜ、髪の毛を切りに行くのか?
短くなった髪
というものが欲しいから髪の毛を切るのではなかろう。
さっぱりして見栄えする髪型でうきうきする。
そんな経験を得るために髪の毛を切りに行く。
それと同じで、モノタロウが売る「もの」はそれを通して得られる経験が本来の価値。
ものからことへ
はあらゆる産業で共通する潮流となっている。
このところ物置の「設置工事」も含めて売るという取り組み。
つまり、
「経験を売る」
「ことを売る」
という流れがモノタロウでも重視されているそうだ。
地面という「もの」を届けることで何が得られるのだろう?
地面という「モノ」が提供する経験
毎日の出勤や建物への出入り。
雨の日も必ずするそうした経験。
足元が水浸しにならないから建物の床に水をひっぱることがない。
そんな経験。
水はけを考えなくていいから平らな地面を毎日歩く。
そんな経験。
U字溝とか集水桝など排水設備が必要ないからグレーチングにかかとを(ヒール)を取られる懸念がない。
そんな経験。
夏場アスファルトと違って温度がそんなに上がらないから子供が裸足で歩いても大丈夫。
そんな経験。
普段必ず接している地面を通した様々な経験。
地面だ。
どんな人でも必ず地面とは無関係ではないだろう。
もっとも「こと」を提供するものの一つと言っていい「地面」
モノタロウが「地面」を届ける。
初の試み、詰めの調整。
業界初の試みだ。
想定外のことだってある程度念頭に置いておかなければなるまい。
法人間取引EC最大手の情報訴求力に「地面」が乗る。
これまでの伝達力の比ではないはずだ。
それだけ大勢の人たちにこの地面が認知される。
水を透すコンクリート舗装という地面(透水性コンクリート)。
それだけ責任も増す。
気持ちを新たに取り組んで行きたい。
そして、その先に。
日本の地面が変わり、社会や環境が変わっていく。
新たな挑戦が今始まろうとしている。
生コンでいいこと。
宮本充也