2016/08/29
「輪ゴムからわかること」コンクリート舗装の良さ

よく使う輪ゴムからコンクリートのことがわかる。
輪ゴム。
超便利なこの製品は、僕が子供のころから今に至るまで、
絶対的圧倒的な存在感をオフィスや家庭で誇っている。
(誇ってはいないかもしれない)
そんな身近な存在輪ゴムは、
樹液(ラテックス樹脂)からできている
ことはよく知られている。
樹脂。
本当に色々なところに使われている。
https://www.jpif.gr.jp/2hello/conts/youto_c.htm
もう、樹脂がなければ世の中成り立たないといっても過言ではないくらい、
生コンクリートほどではないにせよ、あらゆる場所で大量に使用されている。
しかも、なんと、
舗装の分野でもこの樹脂はなくてはならない存在感を示している。
樹脂系舗装
という言葉があるくらい、メジャーな様式となっている。
僕たちGNN元気な生コンネットワークで展開している透水性コンクリート
ドライテック
様々な地域で多くの舗装材としのぎを削ることがある。
最終的にはお客様のお眼鏡にかかった舗装材、
・土間コンであれ
・アスファルトであれ
・砕石のまんまだって
・樹脂系舗装も
そして、
・われらがドライテックだった場合でも、
「お客様が喜んでいただけるなら」
恨みっこなしが基本だと思う。
競合をすることで、よりお客様にとってベターなものが届くことこそが、
世の中をよくするわけだから、負けたらしくしくしてないで改善を考えればいい。
樹脂系舗装はとても優れていると僕も理解している。
仕上がりは均一だし、強度も高い。
僕の家の駐車場にも検討したことがあるくらいだ。
施工直後に関していえばぶっちぎりで優れているかもしれない。
ただ、樹脂(舗装)にも弱点がある。
曲げ強度やひっぱり(舗装として要求される性能)は高いものの、
「耐久性」→時間が経っても同じ性能を満足しているかの指標
に関してはコンクリートの方が優れていると断言できる。
樹脂を名乗るということは、つまり、
輪ゴムの親戚
輪ゴム。
窓のそばに置いてあった名刺入れを結わえておいた輪ゴム。
無残にもちりぢりになってしまった、輪ゴム。
輪ゴムさん。別にあなたを攻めているわけではないんです。
むしろ、よく頑張った。よくぞ、名刺を引き留めてべしゃーとか散らかさないために、
頑張ってくれた。
輪ゴムには恨みはない。
ただ、輪ゴムの親戚→樹脂系舗装
との激烈な競合に少しでも有利になりたいがために、引合いに出してしまいました。
舗装材というのは、土間コンであれなんであれ、基本的には、
10年20年場合によっては30年使うことだってある。
そんな、舗装。
確かにコンクリートは武骨です。
男所帯の花のなさがあります。
あまり目立ちません。
どちらかといえば、縁の下の力持ち、ドカベン的な存在です。
でも、
耐久性→コンクリートは無機(ガラスの親戚)
の面では圧倒的に優れています。
ガラスを直射日光に晒しておいても、数年間なにも変化しないように、
10年20年場合によっては30年とぶっちぎりで性能を保持します。
樹脂系舗装も確かに素晴らしい、
けど、
コンクリート舗装→土間コンや、水勾配もいらないドライテック、
のこともじっくり考えてほしい。
輪ゴムからわかること。
さきほど帰社してふと窓際の輪ゴムがかぴかぴになっているのを発見して、
勢いで樹脂系舗装の悪口を書いてしまいました。
実は好きです。
よろしくお願いします(笑)
宮本充也