2018/12/18
「実は【跳ねない】ことも透水性コンクリートの価値の一つ」ドライテックで生コンでいいこと♪

跳ねないんです。これって実は「価値」なんです。普通の生コンと透水性コンクリート。いずれも、「土間コンクリート」に必須な原材料。プロは知っている。「跳ねないことは実は価値」
跳ねないことは実は価値。生コンは跳ねるの?
今日(2018/12/18)は久しぶりにドライバーとして生コンを現場にお届けしてきた。そこで改めて感じたこと。
生コンはいかにも流動体(液体)であるため、写真のように既存ブロックや設備などに「跳ね」を防止するため養生が求められる。
スランプ18cm(大きければ大きいほど柔らかい)の生コンなどはすぐに飛び散って衣服も汚れる。
一方、透水性コンクリートはどうだろう?
ポーラスコンクリート(透水性コンクリート)に規格はない。
そもそも、通常の生コンで用いられる、
・スランプ
という指標が通用しない。
仮に測ったとしても、
・スランプ0cm
となる。
つまり液体ではない。
その割にさらさらとシュートから水のように排出される。
それが、透水性コンクリート。
動画のように施工される。仕上げではなんと「人が載っている」様子がわかる。つまり、液体のように流動性を持たないので「跳ね」ないのだ。
こちらは完成写真。通常の生コンと同じように土間コンクリートとして用いられる。
跳ねない、つまり衣服が汚れない。養生が軽くてすむ。後始末が楽。
「いいもの」は売れない。
たとえお客さん(一般施主)にとってのお眼鏡に敵うものだったとしても。
市場に到達するまでのあらゆる人たちに苦労や面倒を押し付けるようなものは普及しない。
火花のように一発屋のように消えていく。
それが世の常。
15年続けてきてわかったことだ。
携わる全ての人たちにとって「いいこと」でなければ、
それは普遍的な価値を市場に提供することにはならない。
「跳ねない」
ということはつまり、周囲に飛び散らないようにするための前工程、
・養生が軽く
済ませることができる。
・衣服が汚れない
とびちらないので、なんか嬉しい。
通常は長靴を履いて施工するもんだけどスニーカーとかでもそんなに汚れない。
・後始末が楽
ペーストが少ないから後始末(道具の洗浄)が楽に済む。
こうしたことも透水性コンクリートの価値として数えることができる。
もちろん、
・迅速施工
流動性がないので浮き水が発生しないからすぐに仕上げ、完了。
・水勾配不要
もちろん「透水性」というくらいだから、水はけは考えなくてもいい。
は当然のことだが。
生コンでいいこと。
それは、いいもの、ではなくて、いいこと。
携わる全ての人たちにいいこと、笑顔を届けたい。
楽しく仕事ができるようでありたい。
生コンでいいこと。
宮本充也