2018/12/25
「水を透す」ということは「自然の力をさらに高める」ということ|透水性コンクリート・ドライテック

敷地外の側溝が大雨でいっぱいになると敷地内の排水ますから雨水が噴出してしまう。土間コンクリートが透水する事により逆流を防ぐ。他、草対策、お年寄りがいるのでバリフリーも期待。
豊橋市。施工:イヨダ外構。製造:豊橋小野田レミコン。120m2、厚さ100mm。
自然本来の力に任せよう
(Before)土間コンクリート施工前。時間〜mmの雨は通常の土間コンクリートの場合排水設備で管理されることになる。〜時間×〜mm×〜m2の水を管理できる排水設備が必要となる
(After)一方、透水性コンクリート(写真)で施工すれば路盤、コンクリートそれぞれの内側で水が吸収されるだけでなく、地面そのものの吸水も計算にいれることができる。
さらに、水勾配(水はけのための傾斜)を一切とらず真っ平らにすることでお年寄りの歩行にも安心。草も生えてこないからメンテナンスフリー。
自然(雨水)と闘おうとせず自然の力に頼るとは?
そもそも地面は水を吸い込んでいた筈だ。
吸い込んだ水は豊富な地下水や湧水として。
地下水系に還元されてきた筈だ。
それをこの200年地表を被覆してきたことで、
僕たちは自然を、雨水を管理、支配できると錯覚してしまった。
人が管理や支配をされることが嫌いであるように、
自然を管理、支配するなんて発想には無理がある。
もともと自然が持っている能力。
地面が水を吸い込む。
その能力に頼ろう。
母なる地面のその力を覆い尽くすのではなく活かす。
透水性コンクリートにはそんな文脈が織り込まれている。
透水性コンクリートの地面にすると今度はとても「いいこと」が起きる。
自然の地面の形に従うことで無理な傾斜がなくなる。
・水勾配
それは雨水を支配するために設置される傾斜。
水はけを設置された排水ますに流すためのもの。
地面が透水性コンクリート(自然)のものになりさえすれば、
そんな不自然な水勾配を設置する必要はなくなる。
だから、真っ平らな地面はお年寄りの歩行に安心・安全を約束できる。
もちろん、地面が水を吸い込む、自然の力を利用できるのだから、
・排水設備
そのものの量を減らすことができる。
自然そのものの力に溶け込むことで人は「いいこと」を手にすることができる。
・草対策
そして、地表を自然由来(岩石)の材料で舗装することで厄介な草むしりから解放されるようになる。
超高齢化社会を迎える日本において、
人に優しい舗装ということができる。
「コンクリートから人へ」の優しい贈り物だ。
イヨダ外構さんからの贈り物
まだ全然無名だったころからイヨダ外構さんには頻繁に採用をいただいている。
おかげさまで、
透水性コンクリートといえばドライテック 。
そんな風に順調に成長を遂げてきた。
イヨダ外構さんは真摯にお施主さんに向き合い、
まだ無名の製品をリスクをとって採用してきた企業だ。
そして、今や確信を持って透水性コンクリートを。
生コンでいいことを提案していただいている。
とりあえず無難な「土間コンクリートでいきましょう」
誰でもできる提案じゃない。
イヨダ外構さん独自のリサーチで独自の提案。
イヨダ外構さんからの贈り物。
それは、「生コンでいいこと」。
宮本充也