2016/09/07
「売りつけられる心配のないどこかの街のちゃんとした技術者」
よほどの金持ちでない限り一生に何度も家を建てるということはない。
しかも基本数千万円単位の買い物になる。
二十代後半から三十代前半の世代が仕事でくそ忙しいときに、
人生最大の買い物をすることになる。
誰に相談するだろうか?
住宅メーカーは「売りたい人」だから親身に相談には乗ってくれたとしても、
買いたい人にとってベストというよりも、その人の売りたい住宅がゴールになっちゃう。
かといって住宅関係の雑誌やインターネットをくまなく調べたとしても、
それらはその裏側に「住宅メーカーや工務店」が広告主として潜んでおり、
彼らが売りたい家に誘導できるように巧みに紙面が造られている。
友人の工務店なんてのんは逆に厄介でわがまま言いづらいし、
それがもとで蟠りなんかできたら手におえない・・・。
誰にも相談できないまま、フィーリングで「この人信頼できるかな」と思っている人に的を定め、
数千万円に上る高額の決済がなされることになる。
IT以降情報を遮る垣根がぶち壊されて眠っていた人のリソースの流動性が高まった。
Yahoo知恵袋を始め様々なサイトで悩める人達がその悩みを知らない誰かに相談しているのを見かける。
そして驚くべきは家を建てるときの相談すら、見知らぬ誰かに相談しているという事実。
それだけ従来の情報の脈→家を売りたい人に相談をする→縦の脈を信じられなくなっているのだろう。
こうなってしまった背景としては住宅の供給側が情報弱者の消費者のいわば、
足元を見てきた
というのが多少なりともあったから、こうなってしまったのだと思う。
現在当該サイト「生コン」では「よくある質問」コーナーを充実させようとしている。
僕たち長岡生コンクリートも、所属しているGNN元気な生コンネットワーク加盟工場も、
基本的には家を売りたい人ではなくて、「生コンを売りたい人」である。
そして、あまねく様々なハウスメーカー(だけじゃなくあちこち)に生コンを納めている。
家を建てるときに絶対に使われるのが生コンであるから。
そして、家づくりにおける「コンクリート」に関していえば、はっきり言って、
住宅メーカーよりも詳しい
もし、友達に生コン屋がいたとして、これから家を創ろうとしていたとして、
友達に相談しないだろうか?
仮に友達だと逆に相談しづらいということであったとしたならば、
縁あって生コンのスペシャリストと話せる機会があったとしたら、
沢山相談したくならないだろうか?
・住宅メーカーが言ってきている○○って、実際に本当?
・△△と××は実際どっちが優れているの?
住宅メーカーは、自社の家を売りたい人だから、答えは絞られてくるが、
生コンメーカーは生コンのスペシャリストの目線で物事を判断するので、
回答には偏りもなく基本的には普遍的な回答をすることになる。
そんな悩める一般消費者が普段接点を持つことができづらい生コン製造者と、
自由に意見交換ができるような場があったとしたら便利なのではないか?
弁護士ドットコム
というサイトがあって、これは「弁護士をもっと身近に」というコンセプトでできている。
なんか弁護士というと敷居が高そうで相談するだけでも金取られそうで、
というイメージ(実際にその通りだったところもある)が付きまとい、
相談してれば難なく解決できることなのに、そこに壁があって流動性がないがために、
はまる(挫折や失敗)
そんな問題を解決するために開設されたWEBサイト。
生コンという家づくりに必ず欠かせない資材を作っている技術者がニュートラルな視点から回答する。
さらには、生コン技術者で手に余る質問については生コン技術者の近くにいる工務店に、
生コン技術者が近所の工務店さんなどにヒアリングして回答する。
「売りつけられる心配のないどこかの街のちゃんとした技術者」
が家づくりの悩みにこたえる。
生コンポータルサイト「生コン」と生コン工場アライアンスGNNがあるからこそ、
実現できるサービスとなる。
・友達の工務店に相談するとわがまま言いづらいし蟠りできたりしそうだし・・・・
・建築家とかに相談するとすごく時間がかかってお金も高そうだし・・・
・ハウスメーカーは何を信じていいのかわからないし・・・
直接のつながりがないからこそ安心して相談できる専門家サイト。
そんな場所を目指していきたいと思う。
生コンクリートは家の基礎にもガーデニングにも必ず使われているのだから。
※この写真はエコキュートの取付金具などがさびてしまっている写真。
この錆は土間を汚してしまうけれど、透水性コンクリートの場合は水が抜けてしまうので、
汚れることがないということで、このところこうした目的での受注が増えています。
宮本充也