2018/12/27
【モノタロウ】の鬼退治!ネットで生コン(透水性コンクリート)が届く

EC大手MonotaRoが単なる物品の販売ではなく、「200年前の地面」という経験をネットを通じて届ける。2019年2月より開始予定、「ネットで生コンが届く」そんな時代の到来を誰が予想しただろう?
ネットで生コン(透水性コンクリート )が届く。モノタロウの鬼退治!
来年2月1日正式スタートを控え詳細を協議するために尼崎にあるモノタロウ本社を訪ねる。
モノタロウが届けるのは単なる物品ではない。地面の呼吸を止めない環境に優しい「地面」を届ける。透水性コンクリートの販売を2019年2月より開始予定。
WEB上で注文が全て完結するため、見せ方・伝え方がこれまで以上に重要になる。
想定される認識のズレをじっくりと踏まえWEBの表示形式を吟味する。
専門家であれば当たり前のことでもきちんと伝えることは重要な意味を持つ。
各種完成写真も表示予定。その地面は地球の呼吸を止めることがない。
いよいよ2月1日販売スタート。
モノタロウが届けるのは単なるモノだけじゃない。
ストーリーを届ける。
生コンもそう。
各種建築・土木材料の流通もそう。
エンドユーザーではなく、
業界の都合を優先した流通構造。
古い商習慣。
利権構造。
こうした鬼を退治するストーリー。
モノタロウの創業理念にはそんな織り込まれているという。
大手ECサイトが生コン(透水性コンクリート)を販売する。
この出来事をどのように捉えるだろう。
なんてことのない瑣末な出来事だろうか。
それとも、業界に衝撃をもたらす大事件として認識されるだろうか。
生コン産業にもいよいよ黒船到来か?
僕が入職した18年前にももちろんインターネットはあった。
ただし、業界構造を知れば知るほど、
・インターネット
・生コン
両者にはまるで関係性がないことを知ることになる。
固定化された流通構造。
その土地で生コンを商うことのできる企業は決まっている。
「昔からそうだったから」
そうした流通構造を100%否定する立場ではない。
行き過ぎた閉鎖的商習慣は時代や社会から取り残されることへの危機感だ。
実際にそう思っている人は口に出さないだけで多くいるはず。
社会の要請に応える。
社会に溶け込む。
シャッターを下ろして自分たちの権利だけを主張しない。
こうした姿勢が産業としてあるべき姿なのではないだろうか。
モノタロウとの協業はそうした意味では大いなる第一歩といっていい。
ネットで生コンが売れる。
今はまだ、特殊品。
あらゆる生コンてわけじゃない。
ただ、0が1になった(生コンがネットで売れる)この事実は大きい。
流動性の高い才能の集まる業界としての生コン産業の第一歩として祝したい。
18年前にはとても考えられなかったことが今現実として動き出している。
ネットで生コンが届く。
モノタロウの鬼退治。
生コンでいいことが新章に突入する。
生コンでいいこと。
宮本充也