2019/01/03
「そもそも【普通の土間コンクリート】ってどんなもの?」

次世代の土間コンクリート【透水性コンクリート 】とやかましく説明しているが、そもそも現世代の土間コンクリート 。つまり、普通の土間コンクリートってどんなもの?そもそも、しっかりと説明してなかったよね、普通の土間コンクリート 。
普通の土間コンクリートってどんなもの?
一般には【土間コンクリート】なんて言葉、それほど認識されていないだろう。一体、土間コンクリートってどんなものなの?(写真はGoogle画像検索の結果)。
写真は土間コンクリート特有の現象【ひび割れ】の様子。手すりの柱など、コンクリートではない「異物」(やくもの、でずみなど)はひび割れの発生要因となりやすい。
こちらも土間コンクリート特有の現象。水勾配(水はけ対策)がうまくいかず、水たまりが発生。雨が上がっても足元がおぼつかない。
こんな土間コンクリート街中でたくさん見かけるはず
専門家の近視眼のいい例かもしれない。
土間コンクリートという前提をそれほど説明することなく、
透水性コンクリートという応用ばかりを説明する。
施工業社とて、
「住宅駐車場といえば土間コンクリート」
と相場を疑うことなくそのまま提案する。
いいところとか悪いところをいちいち考えることもない。
専門家がそのくらいだから、
一般、施主からしたら「そんなもんですか」以上に考えることはない。
次いで有名(おなじみ)な、
・アスファルト
も、このように小規模な施工箇所だと割高になってしまう。
知っている舗装材、
・インターロッキング
・樹脂舗装
・真砂土舗装
・ゴムチップ舗装
なども、所詮下地に土間コンクリートを施工するケースが多く、
駐車場にしては割高
になってしまうため、一応提案はしてみるがほとんど採用されない。
だから、
土間コンクリート。
そんな、土間コンクリートを改めて考えてみたい。
・ひび割れが目立つ
専門家であれば既定の事実。
コンクリートだから挙動(収縮、膨張)する。
だから、特に異物との接点にはひび割れ(挙動にコンクリートの硬さが耐えられなくなる)が起きる。
わかっている。
「仕方ないさ」
で済ませてしまう。
でも、このひび割れ。
実は施主と施工業社の間で最もトラブルを起こしやすいことで知られている。
・水勾配に苦しむ
とくに限られた面積の敷地の場合その悩みは顕著。
これも、「仕方ないさ」の部類に区分され、
それほど考えられることすらない。
ひび割れと同じで、どうにもならないこと。
そのように片付けられている。
それを解消するために、
・急激な傾斜
・排水設備
が採用されることで不自然にさらには高額なものになってしまう。
それでもうまくいかず、「水たまり」が発生してしまうなんてことも。
その他にも土間コンクリートって悩みが多いよね?
いずれも施工業者目線。
・1日仕事になるから降水確率が高いと施工できない
・冬の時期は仕上げまで夜遅くなんてことも
・色むらも偶発的に起きる現象、トラブルも絶えない。
etc
一旦出来上がった市場というのはなかなか変化に応じない。
住宅の駐車場といえば土間コンクリート。
こんなに悩みが多いのにね。
全てを解消する透水性コンクリートを普及させ、
そんな悩みを解消して建設に喜びを届けるためには。
そもそも、「土間コンクリートってなんだっけ?」という視点。
並行して伝えていく必要があるのかもしれない。
広げよう、生コンでいいこと。
宮本充也