2019/01/20
【送電線鉄塔舗装】住宅地ならではの悩みを解消

山奥だけじゃない送電線鉄塔の舗装工事。 住宅地にある鉄塔は一年に2回程度メンテナンス(整備、草刈り等)を行う経費が結構かかるので東電設計にスペック。これで、 草刈りはなくなるし、 隣地(住宅地)への雨水の流出もない。コンクリートなので環境にもやさしい。
製造:東伸コーポレーション 施工:岳南建設
住宅地にある鉄塔の土間コンてどんな?
Before 鉄塔下の舗装工事前の写真。トラス状に組まれたアングルはハエ取り紙のように雨水を集め直下に落とす。大量の雨水が近隣に流出する懸念がある。
工事開始。バケットと呼ばれる容器に透水性コンクリートを満たし、重機で移送し打設する。
敷設が済んだら写真のようにプレートで転圧仕上げ。
After 100周年企業岳南建設さん(2019年2月)は透水性コンクリートのお得意様。施工も慣れたもので見事な仕上げは流石老舗はこれからも日本の地面を救済する(https://www.gakunan1919.co.jp/)
地面が排水設備。
雨水は当然U字溝や集水桝じゃないと排水できない。
地面(コンクリートやアスファルト)は水が抜けないからだ。
特に鉄塔下のような特殊環境は通常よりも降雨量が大きい。
トラス状のアングルがハエ取り紙のように水を集めるから。
だから、周辺の地面よりも沢山の水が降ってくる。
想像してみてほしい。
そんな鉄塔のとなりに家があったとしたら。
大量の水が隣地から流出してくる。
そのソリューションとして、透水性コンクリート。
日本中どこでも手軽に生コンと同じように購入できる。
100年企業岳南建設の清野さんはそのことをご存知。
環境に調和する舗装。
鉄塔ならではの「困った」の解決。
排水設備の設置もなくす(低減する)ことができる。
発注者だけではなく施工業者としてのメリットだってある。
コンクリートはライフサイクルコストも良好。
建設業界ではよく知られていること。
LCC(ライフサイクルコスト)ではCon>As
長期耐久性ではコンクリート。
だから、長年の供用で考えた場合、
舗装はイニシャルが仮にAsが安かったとしても、
結果的にConに軍配があがる(LCC)
そして、メンテナンス性。
仮に何も舗装しなかった場合年に2回ほどの草取りなどの整備。
その点、透水性コンクリートで舗装しておけば草は生えてこない。
隣地に住む住人だったとして。
隣地が常に草ボーボー。
どうだろう?
なんか不衛生。
蛇とか出てきそう。
そんな不安も解消できる。
それが透水性コンクリート。
東電だけじゃない、あらゆる電気会社から支持される透水性コンクリート。
決め手は、どこでも供給可能。
どんな山奥でも。
島嶼地域だったとしても。
結構、生コン工場はある。
日本中全部で3,000以上と言われている。
生コン工場。
実は身近な生コン工場。
箱からすべり台みたいな斜めの筒がびょーんと伸びている光景。
どんな生コン工場でもそのコンクリートは出荷できる。
だから、支持されている。
環境に優しい。
透水性コンクリート。
結構手軽な環境貢献。
地面を考えるなら。
生コンでいいこと。
宮本充也