2019/01/29
まずは、知ってもらうこと。全国の生コン工場ができること

生コン製造鈴木建材運輸(茨城)で開催された透水性コンクリートの施工見学会。2月には鉄塔下舗装工事も控えている。まずは、知ってもらうこと。そのために、全国で生コン工場の固有の顧客をお招きし見学会を開催している。
まずは、知ってもらうこと
2月に予定されている鉄塔下塔内舗装の現場。
製造にお力添えをいただくのはエリア内で創業する鈴木建材運輸(生コン製造)。
透水サンプルも兼ねたミニサイズ版施工体験会の様子。小さくても材料の性状や施工性、さらには仕上げ後の透水性能も確認してもらえる。
ブログを書いているだけじゃダメ。「体験」を伴うリアルが大切。
全国の元気で前向きな生コン工場のお力を借りている。
全国47都道府県全ての地域で実施した経験を持つ。
仕上げた後水を透す生コンの存在を知ってもらう。
そのために毎日せっせとブログを書いているだけじゃない。
生コンポータル一丸となって全国で見学会を毎日開催している。
1つ1つの見学会はさながら岩の上にぽたぽたと垂れる1滴の水滴。
その1滴は何も変えない。
所詮その地域の数名の建設に携わる人たちの目に触れる。
知ってもらう程度。
それで普及するわけじゃない。
10名いれば1〜2名は実際に次の土間コンを透水性コンクリートに切り替えるだろうか。
その連続。
ぽたぽたぽたぽた岩盤に水滴が落ちる。
少しずつ既存流通構造という岩盤が侵食されていく。
地面といえばアスファルトまたは普通のコンクリートで舗装する。
岩盤のように誰もが信じて疑わない常識としての流通構造。
そこに穴を開けようとする努力。
今や200を超えた供給可能工場。
これで15年も経過してしまった。
まだまだ地面は水を吸収しない。
雨の日にはあちこちで水たまりを見かける。
靴は濡れる。
テンションは下がる。
今の舗装の大半を供給してきたのは全国800と言われるアスファルトプラント。
一方、生コンは全国に3,000以上。
透水性コンクリートのネットワークは200。
1滴1滴、変化はその時には目には見えないけれど。
10年というタームで振り返れば大きな変化があった。
そして、これから10年。
今のようなスピードではない。
指数関数の軌跡を描くスピード感で普及しなければ、
指数関数の軌跡で悪化する環境を保全できない。
水たまりがなくなるだけじゃない。
地面が水を吸収すれば排水設備の負担が減る。
そうすればゲリラ豪雨による冠水もなくなる。
地下水系が復活する。
井戸水や湧水が復活する。
1滴1滴。
全国に散在している中小企業としての生コン工場が少しずつ日本の地面を変えている。
アスファルトプラントが日本の地面を舗装してきたように。
今度は僕たち生コン工場が。
本来のサステナブルな舗装を市場に供給する番だ。
見学会にご協力いただく全ての生コン工場と来場者に心から感謝します。
宮本充也