2019/03/10
口先だけで環境に配慮しない方々に届いた想い|自然・岩石が姿を変えた【自然由来】の舗装

千葉県保育園新築工事外構に採用。道路側はU字溝を設置するも、奥は勾配がとれず排水も不可能という理由。雨に打たれる箇所を透水性コンクリート、他屋根の下は通常の土間コンクリート。
施工:k-1エクステリア、製造:ヤマカ建材工業
もっとも多い採用理由【水はけ】地面がそのまま排水設備は透水性コンクリートの最大の強み
施工はK-1エクステリア、製造はヤマカ建材工業。こうして、全国に製造と施工の輪が着実に広がっている。
施工前。新築される保育園の外構工事に採用はこのところ引きも切らない問い合わせ。
そこそこの面積でもあっという間に終わってしまうのが透水性コンクリートの価値。これで、水はけに永遠に悩まなくて済む。
雨が降らない日本ではない。
諸外国の降水量に比べ2倍(https://damnet.or.jp/cgi-bin/binranB/TPage.cgi?id=28)というデータもあるようだ。
要は、よく雨が降る地域。
砂漠じゃない。
年中雨が降っている。
そして、先進国。
現在歩行を支える地面は殆どが舗装に覆われているはずだ。
舗装面に落下した雨水は水勾配を伝って排水設備に流される。
それは、河川誘導され、
最終的には大洋に注がれる。
あたかも人間が自然を支配しているかのような幻想を抱かせる。
それが幻想であることは近年のヒートアイランド現象、
伴い発生するゲリラ豪雨と冠水が証明している。
岩石が形を変えた透水性コンクリートの場合。
コンクリートはアスファルトのように石油から人工的に生成されるものではない。
そもそもが自然由来の岩石(石灰岩、その他)が形を変えたもの。
形を変えて人々のくらしの基礎(地面)に姿を変えたもの。
自然由来。
そして、雨水は落下した後瞬時にその地面に飲み込まれる。
あたかも200年前、舗装がなかった時代のように。
雨は地面に吸い込まれ、地下水系に到達し、湧き水となって人々のくらしを豊かにする。
それが、透水性コンクリートの価値。
ただ、水はけができるのではない。
自然の本来の形に戻すことができるというところがポイント。
そして、その思想に共感してくださる先進的な方々から。
例えば、保育園や老人ホームのような施設を設計される方。
あるいは発注者の方々から問合せを頂いている。
口先だけで環境に配慮するのではない。
具体的に、実際的に。
環境に配慮する方々から問合せをいただける。
そして、このように採用をしていただける。
思いは必ず届く。
そんな風にこの頃感じているところです。
環境を守るコンクリートも。
生コンでいいこと。
宮本充也