2016/10/09
「雨とコンクリートの運命」水たまりのできないコンクリート

雨が降っている。
外部要因に左右されたくないのだけれど、
雨の好きな生コン経営者はいない。
これはなぜかというと、
雨の日は生コン工事ができないため、売り上げが立たないから。
非常に単純なことであきれてしまうことなんだけど、
今年の9月は異常なほど雨が降ってくれたので、
全国区でセメント流通が低迷した。
つまり、生コン出荷量が低迷したそうだ。
これを解決したらまじでノーベル賞ものだろう。
なんで雨の日に生コンが使えないんだろう?
これに対しいての明確な答えってあまりないような気がする。
一つ明確な答えがあるとすると、
仕上げているときに雨ががんがん降ってきたら仕上げ面が穴ぼこだらけ
という美観の問題であって、
機能面における降雨の悪影響が定量的に示されている文献は、
さきほどささっとぐぐった中には出てはこなかった。
(もし知ってる素敵な技術者の方がいたら教えてください)
さて、ここまでではないにしても、雨は基本好きな人少ないと思う。
ばっちりおめかし(古い)して出かけた時に雨。
・ズボンやスカートのすそが汚れる。
・水たまりに靴がはまり、とても嫌な気分になる。
・車が跳ねた泥水で全身がずぶぬれ
今も雨が降っている。
なかなか気分がすぐれない。
(※この傘無料で進呈しています。ご希望の方はお気軽に)
ちょっと気分がすぐれただろうか?
写真の地面がその、
「水たまりのできないコンクリート」
となっている。
・水たまりできないし
・ズボンとかスカートのすそが汚れたりしないし
・猛スピードで車が走っても水跳ねすることがない
まあ、こんな感じで雨の日多少でも気分をよくすることに貢献できていたらうれしい、
https://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/index.html?
みたいなオチはあんまり嫌なので、どうせなら、
「雨の日でも全く問題なく生コンを工事できる技術」
を産み出したい。
これができたら喜ぶ人がめちゃめちゃ多い。
「土方を殺すにゃ刃物はいらぬ、雨の三日も降ればいい」
とても本質を突いた言葉だと思う。
こうした技術革新はきっと生コンで頭ががちがちになった人だけでは、
起こすことができない種類のイノベーションなんだと思う。
頭の片隅に置きながら普段暮らしていればそのうちAha体験が到来するのかも。
晴れの日にもしかしたらそんなことが起きるのかもしれない。
早く雨やんでほしいものだ。
宮本充也