2019/03/23
生コン、コンクリート、土間コン「選べないって思い込んでない?」好みの色で地面を自在にカラーリング

コンクリートの土間と色分けしたいというお施主様の希望で58m2のカラーリング施工(レミーブラウン)。アースカラーがなんとも映えるね!静岡県沼津市。
施工:鶴よし建設
土間コンと色分けしたいという希望に応えて
前日雨に降られて路面が濡れていたため乾くのを待ってから施工。通常の土間コンクリートではこうはいかない。降雨も地面に吸い込まれすぐに乾く。
材料(レミーブラウン)は仕上げ材老舗フッコーから届く。120m2〜などロットがまとまれば基本色以外にも提供可能。
スプレーガンで施工。ローラー施工も可能。
ご希望通り通常の土間コンとは違う色で仕上がり。「超素敵♫」と思うのは身びいきだろうか。
好きな色で地面をカラーリング。
以前は透水性コンクリート製造時に顔料を投入混練していた。
今は、今回の現場のようにトップコートを採用している。
エフロレッセンス(白華現象)
といってコンクリート特有の白くなる現象を避けることができなかったからだ。
白華(はっか)とは、建築材料(コンクリート、モルタルまたは木材)の表面部分に浮き出る白い生成物のことである。これが浮き上がる現象を白華現象(エフロレッセンス、efflorescence)という[1] 。(Wikipedia)
さらに、生コン工場が協力してくれないことも多い。
顔料を製造時に練り込むということは、製造後に一旦バッチャープラントを洗浄する手間が発生する。
手間だけじゃない。
発生する汚水は色がついてしまう。
製造ロットごとの微妙な色違い(ロットムラ)も懸念される。
日本全国での供給を展望した場合に製造時の着色は非現実的。
さまざまな理由で今は、スプレーガンまたはローラによるカラーリングが標準となっている。
コンクリート色だけじゃ味気ない。
それなら、好きな色で地面をカラーリングしちゃおう。
コンクリートだとなんとなく無機質で味気ない。
かといって舗装しないわけにもいかない。
真砂土舗装だと車載せられないし。
でも、自然な景観にはこだわりたいし。
いろんな理由でカラーリングが選ばれている。
土間コン。
コンクリート。
生コン。
選べないもの。
そういうもん。
そんな風に思ってない?
これからのコンクリート、生コン、土間コンは選べる。
色もそうだし、仕上げも、性能も、選べる。
透水性コンクリートのもう1つの価値。
それも、生コンでいいこと。
宮本充也