2019/03/26
【鎌倉】日本の地産地消型建築が世界的な注目を集める【小泉木材】

海外産ではなく日本の木材をこよなく愛する小泉木材によって施工された透水性コンクリートの現場がなんと海外のメディアに紹介された。
https://www.designboom.com/architecture/yuji-tanabe-sasameza-kamakura-japan-03-21-2019/
地産地消がテーマ
鎌倉市の商業地区に建築されたささめ座と呼ばれる商業施設。
中庭や車寄せを含む外構舗装に透水性コンクリートが採用された。
建築家が地元箱根の山林に入り自ら選んで収穫した木材を利用(https://yuji-tanabe.com/)
地産地消と馴染むコンクリートの性能。
地産地消をテーマとした田辺雄之建築設計事務所の作品笹目座が世界的に注目されている。
施工と材木の供給を担当した小泉木材。
製材所の生産効率を高めるため、構造以外で使用する製材寸法を1種類のみとする工夫がされている。
言うまでもなく木材は天然素材だ。
そして、意外と知られていないかもしれないがコンクリートも天然素材。
それら多くは地域の岩石が形を変えて供給されている。
多くの木材を効率的に使う事が出来、世界的にも注目されている地域型建築外構。
透水性コンクリートも地元の岩石が姿を変えたもの。
コンクリート本来の普遍性はこれからも永遠に足元を支え、降雨は木材が伐採された山林同様地面に吸収されやがて湧き水となるだろう。
木とコンクリート。
緑とコンクリート。
無機質な塊が自然を破壊し不自然を規定するイメージのコンクリート。
加工者である僕たち生コン工場が新しい分脈のコンクリートを考えた場合。
透水性コンクリート。
200年前のまだ何にも覆われていなかった地面を再生できるコンクリートはそのアプローチの1つであるに違いない。
これからも、小泉木材とともにこのテーマを突き詰めたい。
生コンでいいことは、自然にとってもいいことであるはずだ。
生コンでいいこと。
宮本充也