2019/04/03
【雨の日】トラックターミナルから倉庫入り口土間コンは【透水性】コンクリートがテッパン!

「雨の日に倉庫内にトラックがはいるのにタイヤの水が切れれば倉庫内の土間を濡らさなくて済む」ということでトラックターミナルの設計に採用。豊川市 81m2 厚さ18cm。使用材料16m3、4時間。
製造:豊橋小野田レミコン
トラックターミナルから倉庫への入り口土間コンクリートを透水性コンクリートにする理由
Before これまでは土間コンクリートが整備されていたものの、雨の日は外部の水をトラックのタイヤが室内まで引っ張ってしまっていた。
今回はトラック(重量車両)の乗り入れということもあり、18cm(通常は10cm)の施工厚としたため、2層で施工している。
大規模な施工でありながらも「水引き」「金鏝仕上げ」がないため、たった4時間で施工完了。
雨の日の濡れた土間コンは嫌なもの。
倉庫の土間にアスファルトはナンセンス。
なぜか?
アスファルトはその性質上たわむ。
轍といって重量車両が往来すればかならず凸凹が発生する。
その上をフォークリフトなどが往来すれば危険であることは想像しやすい。
さらに、ふつうの土間コンでも雨の日の濡れた土間は危険だ。
転倒もそうだし、スリップ、フォークリフトのブレーキが効かないなど。
濡れた土間コンは凶器となる。
という理由で豊橋市のとある倉庫土間コンクリートに採用された。
これは工場土間コンクリートの氷筍になるのではないか。
そんな手応えを得た現場となった。
考えればアイディアは無限に生まれる透水性コンクリート。
やはり供給者の自己満足ではいけない。
製品の価値を限定的に設定してはならない。
価値とは使う人が決めるもの。
規定するもの。
僕たち供給者はあくまで現場に寄り添い現場の声に耳を傾けそれを言葉として情報発信する。
その過程で製造体制、施工体制を少しずつ整備していく。
現場に寄り添う→価値を情報発信する→製造・施工網の整備・・・
この連続の先にさまざまなアイディアが使う人からもたらされる。
それらは現場に寄り添うことで言葉となりさらに新しいアイディアが生み出される。
ありがたいことに急成長カーブを始めた透水性コンクリートの普及。
これからも現場に寄り添い何が本当の価値の価値なのか、しっかり見極めていきたい。
それは、新しい生コンでいいことを生み出す原動力。
生コンでいいこと。
宮本充也