2019/04/16
【青森】「伝える対象は誰か?」一般の方にとって透水性コンクリートが持つ本当の価値

青森県弘前市、石岡ブロック駐車場。見学会と試験施工を開催。施工してみて 「今後使っていきたい。他にはない仕上がり。お客様にどのように勧めるかを考えてみたい」30m2 厚さ15センチ2層打設。施工時間2時間30分(2層施工)
製造:昭和石材興業、施工:石岡ブロック
今後使っていきたい「他にはない仕上がり」
製造は残コン技術フォーラムでもお世話になった昭和石材興業。
試験施工を兼ねて石岡ブロックさんの駐車場(30m2、150mm)に施工。
完成。「他にはない仕上がり」は石岡ブロックさんコメント。
他にはない仕上がり。どのように勧めるか?
伝え方は重要だ。
透水性コンクリートを当初「水を透すコンクリートです」と伝えていた。
今は、「水を透す」を一切伝えないようにしている。
伝え方を変えただけで売れ方が変わった。
「施工が早く終わるから早く帰れるコンクリートです」
「水勾配や排水設備の問題が解消されるコンクリートです」
「ひび割れ色むらなどクレームのないコンクリートです」
伝え方を変えた。
一切、「水を透す」なんて言わない。
それだけで売れ方が変わった。
対象は誰か?
その人にとって水を透すことは本当に価値があるのか?
そんな問いに気づいた。
作業を担当する施工者にとって「水を透す」ことは価値ではない。
単純なことだ。
だから、大切なこと。
どのように勧めるか?
対象は一般の方だ。
上記、「〜〜なコンクリートです」の伝え方を変える必要がある。
一般の方にとって透水性コンクリートが持つ本当の価値。
それを見極めるのは僕たち製造者ではなく、石岡ブロックさんのような施工者の役割だ。
石岡ブロックさんのコメントに情報発信の本質を改めて見た。
宮本充也