2019/04/16
【愛知】「少しでも楽に施工して欲しい」施工計画次第で自在に増減できる【施工人員】

設計段階から透水性コンクリートを採用。理由は、雑草を抑えたいのと将来的に「スロープ的なアプローチ」にしたかった。
製造:豊橋レミコン、施工:三河ミクロン、設計:山田庭園設計
施工人員のコントローラビリティも透水性コンクリートの価値
愛知県の三河ミクロンさんはもとより「緑とコンクリート」の推進者。その本業は培養土製造メーカー。
施工箇所のような幅員の狭い通路(アプローチ)の施工は作業人員を極端に減らすことができる。今回は2名体制。施工延長方向に単純作業が続くため、施工精度も高くなる。
スロープ的なアプローチ完成。これだけの規模を2名体制で施工は価値。また、施工計画次第で透水性コンクリートは作業人員を調整しやすいことがうかがわれる。
今回は通路。施工計画(目地配置)次第で作業人員を減らすことができる。
現場納品担当のまさつぐの口癖。
「施工幅員は5m以内に収めてください。」
今回の通路の実績を見ればその意味がわかりやすい。
幅員が広くなればそれだけ施行人員が必要となる。
2mもない幅であれば極論1名だって施工可能。
1名が担当できる幅というものがある。
180cmの身長の人が両腕を広げると大体180cm。
その8掛けくらいだろうか。
1名の作業人員が担当できる施工幅。
だから、幅員が広くなればなるほど施工人員が必要になる。
そういった整理だ。
例えば駐車場のような大平面だとそうはいかない、が。
例えばこんな大平面の駐車場の場合5名程度の作業人員が必要となる(https://www.taiyo-gr.co.jp/catalogue/products.php?id=75 から引用)
面積が広い駐車場のような施工箇所で施工幅員を2mにしたら目地だらけでとんでもないことになる。
あちこちに施工ジョイントが発生しそれはそれで見た目が悪い。
施工要領でも目地幅5m(グリッド)と示されていれば、5m程度の施工幅員が理想となる。
(施工ジョイントをそのまま目地とする)
その場合、やっぱり5名程度の施工人員が理想となる。
ただ、透水性コンクリートならではの強みがある。
それは、これ!
ぴんかどが取れる。つまり、仕上げ直後に型枠を外すことができる。そこに新しい材料で施工を始めることができる。これって、強み。
施工計画次第でコントローラブルな透水性コンクリート。
通常の生コンではこうはいかない。
型枠を直後に外したら垂れる。
スランプといって通常の生コンには流動性があるからだ。
こんな性能も透水性コンクリート独自の「生コンでいいこと」。
少しでも楽に施工をして欲しい。
それが、生コンポータルの願い。
生コンでいいこと。
宮本充也