2019/04/19
「数年経つと石がぽろぽろ飛ぶんでしょ?」透水性コンクリートとアスファルトの違いについて

「数年経つと石がポロポロ飛ぶんでしょ」これは見学会(生コンでいいことセミナー)でよく寄せられる質問。絶対に大丈夫。こう答えられる理由を説明。
そのイメージ。実はアスファルトからきているって知ってた?
寒冷地で劣化(骨材飛散)しているアスファルト舗装の画像(https://www.nichireki.co.jp/product/products/prod_list02/prod02_25.html)
アスファルトは石油精製の過程で得られるマテリアル(https://www.tipton.co.jp/sc/sc01.htmlから引用)。つまり、石油製品。
一方透水性コンクリートはセメントの水和反応を根拠としたマテリアル。石油ではなく、ガラスや石の仲間。
石油製品とガラスの比較を考えてみればわかる。
輪ゴム(石油製品)を炎天下に1週間さらしておくとどうなるか?
ポリバケツを外に1年放置するとどうなる?
「どうせポロポロ飛ぶんでしょ?」
のこのイメージはアスファルトに起因したものだ。
アスファルトはどこまでいっても石油製品。
ぽろぽろ取れる。
この現象は、輪ゴムがぱりぱりになる、ポリバケツも劣化する、それと同じことがアスファルトでも起きていると言う説明でわかるはずだ。
アスファルトは石油製品。
だから、長年経つとダメになる。
年度末あちこちのアスファルト舗装をひっくり返して新設してるでしょ?
あれは、アスファルトが長年の供用に向いていないという意味。
一方、コンクリートはガラス(Si)や石(Ca)の仲間。
「西日に3年あたったのでガラスがぶよぶよに溶けました」
なんて聞いたことないはず。
ガラスは普遍的なマテリアル。
それと同じことが透水性コンクリートに言える。
劣化しない。
石が数年たって溶けて無くなっちゃったなんてありえないよね?
石油製品と比べてみればわかりやすい透水性コンクリートの強み。
ぽろぽろ取れません。
安心してください。
これもお届けできる生コンでいいことの1つ。
生コンでいいこと。
宮本充也