2019/04/24
「午前中に終わらせて他の現場に行くために」採用された【透水性コンクリート】の真実

植木を撤去し駐車場を拡大。施工者の都合で「午前中に終わらせて午後他の現場に行くためには」当初土間コンで設計・見積もりされていた当該現場を透水性コンクリートに変更する必要があった。水勾配も採用理由の1つ。
施工:水匠園、製造:長岡さくら工場
午前中に終わらせて午後他の現場に行くために
施工はお得意様水匠園さんはこれまで何度も施工しているため「普通の生コンのように」注文をいただく。
所定の容器に材料を入れて30回シャッフルの後に性状を確認。ペーストで空隙が潰れていないこと。照りが見られることを確認。理想的な材料での施工は仕上がりの成否を占う。
敷設(ふせつ)とレーキによる均し。
プレートによる転圧(仕上げ)にて完成。AM無事終了しPM他の現場に行けたとのことだ(いずれもドライバーを担当した鈴木なみさん撮影)。
こうして様々な理由で日々採用される透水性コンクリート。
「1日に2現場掛け持ちしたいから」
という理由で採用される材料。
素敵じゃないか。
Time is Money.の好例と言っていい。
当初土間コンクリートだったのだ。
材料は生コンよりも高い(2〜3倍)の透水性コンクリートがそれでも採用される。
そこにはそれなりの理由がある。
もちろん、施工者だけじゃない。
施主にも喜びを届ける。
水はけを考えなくてもいい。
水勾配がないから快適歩行。
もちろん、我々生コン工場にとっても益がある。
雨の合間とか夕方とか暇な時間帯で施工してくれる。
それは効率の向上を意味する。
3方よしの材料。
透水性コンクリートの価値は「水を透す」ではない。
携わる全ての人に喜びを届ける。
そのことが価値だ。
生コンでいいこと。
宮本充也