2016/10/25
「人が本当に欲しいコト」モノからコトへ

WEB検索で透水性コンクリートと調べてみて感じたことがある。
そもそも世のなかに、
「透水性コンクリート欲しすぎるぜ、ぐぐるぜ、見つけたぜ!!!」
と検索する人っているんだろうか?
たとえば、
僕は温泉とマッサージが大好きなんだけど、
それは温泉とマッサージそのものが大好きとかで、
全世界の温泉とマッサージに関するすべての知識に関心があり、
世界中からそうしたコレクションを蒐集したいとはならない。
「温泉とマッサージ」
という入り口から得られる経験→
・リラックスすること
・何も考えずにのんびり
・マッサージ師との愚にもつかない他愛のない会話
・翌日のすっきりした体調
といったもの→経験(ものではなくこと)がほしいので、
マッサージや温泉にまつわる御託
などはどうでもいいし、聞きたくもない。
情報発信の在り方を考えれば考えるほど深くて、
IT戦略をやればやるほど自分たち自身の近視眼に気づき驚く。
それでは、
透水性コンクリートというモノを通して得ることのできる「経験」
フォーカスすべきはそうした抽象的な「コト」であるわけわけで、
今日は何回目かのPower8の山本さんとのIT戦略ミーティングでは、
ホームページを大々的に改装しようということになった。
今の今まで、ドライテック、という製品の事を知らない人に、
「ドライテックです」
https://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/index.html
っていっても、
「は?」
となることと同じで、
上記文脈はつまりはコミュニケーションコストを下げるということになる。
ドライテックを先に出すんじゃなくて、
「水たまりのない駐車場」
がそもそもほしいんだってことに気づかなくてはならない。
こうした視点から見ると、
世間にあるホームページの大半は大きくずれていることに気づく。
発信したい人は自分が発信したい「モノ」を発信しちゃうので、
結果的に必要としている人が必要としている「コト」と出会うことがなく、
不幸なミスマッチングが世界中にあふれることになる。
世の中には、
・ドライテック
・俺の生コン
・IWAシステム
がほしい人なんかいるわけがなくて、
それを通して得られる経験に人は価値を見出す。
そんな文脈からホームページを大改装しました。
今後とも僕たちが運営するポータルサイト「生コン」をよろしくお願いします。
https://www.nr-mix.co.jp/index.html
宮本充也