2019/05/22
「蟻がわいてしまう・・・」それって、地面が【生きている】証拠だね!(アロー住建)

つくば市で開催された見学会に県内からアロー住建から小貫さんにご参加いただいた。以前より同社には頻繁に透水性コンクリートをご採用いただいている。とあるお施主様から「蟻がわいてしまう・・・」それって?
お施主さんに常に真摯に対応するアロー住建
アロー住建さんのホームページ(https://www.arrow-jyuken.co.jp/)
施工見学会に県内(茨城県)から駆けつけてくださった。
「蟻がわいてしまうってことなんだけど、対策ある?」
その時はとっさのことだったので僕も気づかなかった。
透水性コンクリートの空隙から蟻が出入りしている。
そんな報告だった。
「アリコロリくらいしかないんじゃ?」
そんな風にお答えしたと思う。
そもそも、蟻が空隙から出入りする。
つまり、連続空隙になっている。
だから、水も空気もそこを通る。
そりゃ、蟻だって通る。
あり=気持ち悪い
という発想があるのであれば、これは困る。
だから、どうしたらいいだろう?
ということになる。
ふつうに受け答えしていた。
対策はありを殲滅するくらいに方法はない。
帰りの電車の中でふっと思った。
普通のアスファルトやコンクリートでこんなことって起きるだろうか?
(https://fumakilla.jp/foryourlife/116/)
そもそも、人もアリも営むのが自然。
あり=気持ち悪い
は人の理屈。
ありからすれば、人=害獣となるだろう。
わけもなく薬物を散布され迷惑な話だろう。
そう考えると、現代はありからすれば住みづらい世の中。
地表はアスファルトやコンクリートで完全に密封されている。
安全に歩く地表はもはや望むべくもない。
狭いところでこそこそと巣を作りなんとか生きおおせなければならない。
なんと、肩身の狭いありさんたちだろうか。
一見デメリットに見える「ありがわく」は実は自然の地表を取り戻した証拠。
日頃から人と自然の調和を主張している。
人もありも自然と調和して生きてきた存在。
透水性コンクリートは、人の都合とありの都合に二律背反が起きない。
二項対立を超越する。
人もありも住みやすい。
それが、本来の自然との調和なのではないだろうか。
ちょっとしたお客様からのコメントにここまで深く打たれてしまった。
ありちゃんにとっても都合のいい舗装。
透水性コンクリートは人と自然が調和する次世代のマテリアル。
生コンでいいこと。
宮本充也