2019/06/01
「どうせ目詰まりするんでしょ?」ハイウォッシャーによる驚異の回復力実演

よくある質問「どうせ数年経ったら目詰まり起こすんでしょ?」。声を大にして言おう。起きません。驚異の回復力実演。
ハイウォッシャーで目詰まりは回復する
土で目が詰まっている透水性コンクリートの表面をハイウォッシャーで洗う。映像でわかる通りハイウォッシャーの水とともに土も吸い込まれている。
洗浄後の断面。土が下まで落とされている様子がわかる。
土ほこりなど物の数でもない。
隣が畑。
土を引っ張る。
子供が土いじりで舗装を汚してしまう。
年中舗装面が土で埋まる。
そんな環境下ではたしかにしばらくすると水の吸い込みが悪くなる。
一般のイメージでは、
「どうせ目詰まりするんでしょ?」
となる。
物知り顔で透水性コンクリートなんかまやかしだと言いたいのだろう。
実際目詰まりはする。
そして、言葉遊びではない。
目潰れはしない。
目詰まりと目潰れは大きな違いがあるのだ。
目詰まりのイメージはアスファルトからもたらされたもの。
よくタイヤが通る場所とか車が駐車している場所なんか。
数年経つと「水たまりになる」というイメージは一部にある。
最初透水していたのに、数年経つとその効果は消える。
実はこれ、
目詰まりではなく、目潰れ。
アスファルトにも透水性(排水性)はある。
ただ、コンクリートとアスファルトはその結合のメカニズムがまるで違う。
アスファルトは石油製品。
ポリバケツや輪ゴムが日に晒され数年経つとぼろぼろになるように。
アスファルトも、
・たわむ
・とける
つまりは、劣化する。
何度もタイヤが通るような場所は、
「目が潰れる」
詰まるのではない、潰れる。
だから、ハイウォッシャーで回復させようにも不可能。
どうせ、目詰まりするんでしょ?
はい、目詰まりはね。
でも、問題ありません。
回復できるからね。
生コンでいいこと。
宮本充也