2019/06/04
【山形】雪の積もらない驚異の透水性コンクリート施工(ロードヒーティング設置)

下層と上層の間に菱星システムのロードヒーティングを設置した駐車場。下層50mm(2005)、上層 80mm(7号砕石)。全部の施工面積500m2
製造:ミツワ生コン、施工:友翔
雪の積もらない舗装(透水性コンクリート)ってどういうこと?
菱星システムのHP(https://www.ryosys.com/biz/reinetsu/road.html)
ロードヒーティングと透水性コンクリートのコラボで何がいいの?
下層(50mm)と上層(80mm)の間にロードヒーティングシステムを設置する。
豪雪地帯、舞い散る雪も舗装面で途端に溶ける。
そう、路面が0度を下回らない限り積雪はない。
ロードヒーティングとはそうした技術。
舗装内に加熱装置を設置することによって積雪を防ぐ。
ただし、溶けても水は残る。
透水性コンクリートを舗装に採用することでその水は瞬時に吸い込まれていく。
山形でこの冬を見越してそんな施工実績が生まれた。
下層(2005タイプ50mm)に設置されたロードヒーティングシステム。
上層には7号砕石タイプを80mm敷設し、通常の要領で転圧・仕上げが施される。
1日でこの面積を施工(全体で500m2)できるのも透水性コンクリートの魅力の1つ。
資材置き場は平らで水がたまらない。
仮にロードヒーティングでなかったとしたら。
雪が積もる。
資材を運搬するためのフォークリフトは動けなくなるはずだ。
ロードヒーティングで雪を溶かす。
ただ、その雪解け水が路面を満たしている。
そんな中での作業は捗らないはず。
水はけのために傾斜(水勾配)をつけたとして。
そんな坂道での作業はリスクがある。
ロードヒーティングを停止させたら途端に雪解け水は路面凍結を起こすだろう。
ツルツル滑る資材置き場。
この現実を踏まえればいかに透水性コンクリートとロードヒーティングの相性がいいかわかるだろう。
積雪のない、水勾配(傾斜・水はけ)のない、滑らない。
日本の地面を変える。
日頃からそんな主張を続けている。
この価値。
おそらく北国の地面の常識を変えるはずだ。
身近に手に入る透水性コンクリート。
それに、ロードヒーティングという価値をOnするだけ。
既存の価値と価値の組み合わせ。
常識はたちまち変化する。
生コンでいいこと。
宮本充也