2019/06/05
「餅は餅屋」道路会社と生コン工場が共創する新しい世界は本当に「日本の地面を変えてしまう」

「餅は餅屋」。僕たちは生コン工場。フッコーも仕上げ材(塗り壁)メーカー。理想は日本の地面を変えること。まだ何にも覆われていなかった、湧水豊かな自然体系を取り戻すこと。そのために取るべき現実的な選択肢。道路会社との協働。
「餅は餅屋」生コン工場は施工者ではない。
残念なことにわが国では、
道路会社=アスファルト会社
となっている。
道路会社は概ね参加に生コン会社ではなく、アスファルト工場を有している。
これが、
舗装の95%がアスファルト
というわが国の現実を形取っている。
道路会社≠生コン会社
いまいち相性が良くない。
道路会社の大半における生コンのイメージ。
「やる気がない」
「いうこと聞かない」
「そんなこと言うんなら他で練ってもらってください」
これは、生コン産業が真摯に受け止めなければならない現実。
もし、
道路会社≒生コン会社
だったとしたら?
日本の舗装のたった5%じゃなくて、10とか20とか。
うまくすれば、30とか、諸外国のように50とかを狙えるのではないか?
SDGsの現代。
化石燃料を原料とするアスファルトには分が悪い。
道路会社とて多様性を求められる時代となる。
化石燃料生まれのアスファルト以外の選択肢。
その時に、最初に候補に上がるマテリアル。
間違いなく、生コンであるはずだ。
現実に数千m2に及ぶ問い合わせが増えてきた。
一方の生コン。
現在舗装に対するアプローチは皆無と言っていい。
そもそもが生コンは製造業。
道路会社のように施工を得意としていない。
普段僕たちは地元で取引のある比較的小規模な舗装(土間コン)を施工されるお客様(施工者)に透水性コンクリートという価値をお届けしている。
(庭コン:https://www.nr-mix.co.jp/niwakon/)
その規模はおよそ30m2とかあっても、100m2を超えない程度。
それでも、日本の地面を変えるための基礎的な活動だと誇りを持って収めている。
フッコーのスペック営業活動によって齎される問い合わせ。
(フッコーは有名建築におよそ検討される伝統的高級仕上げ材のメーカーであり、透水性コンクリートの結合材提供で連携している)
それは、5,000m2とか中には10,000m2を越すものだってある。
とてもありがたいことだ。
実際に日本の地面を変えるために。
何にも覆われていなかった地面を取り戻すために。
通らなければならない道だとは分かっている。
分かっているけれど、その市場は僕たちが届けられる場所じゃない。
届けるための道が必要。
それが、道路会社。
僕はそう信じている。
「道路会社≒生コン工場」という夢にかける。
道路と生コンはギクシャクしている。
これが、現実だ。
日本の地面を変える。
身近な土間コンだけじゃない。
道路や歩道、園路、ありとあらゆる舗装が、何にも覆われていなかった地面になる。
その夢を果たすためには。
現実を変えていかなければならない。
ギクシャクしている道路と生コンの関係のままではだめだ。
その現実にたいして具体的ななにかを、行動を起こしていかなければならない。
幸い、道路会社に有益なマテリアルを提供できる生コン工場の数はここにきて200を数えるようになった。
さらに、800へ。
日本のアスファルト工場と同レベルの規模まで。
そして、1つ1つの問い合わせに対して具体的に道路会社に案件を紹介する。
こうした地道な活動を展開していくより他に道はない。
このところ、そのような文脈で。
道路会社との連携は少しずつ動き始めている。
生コンでいいこと。
宮本充也