2019/06/18
【山形】「アスファルトとコンクリートは似て非なるもの」工場出入り口に透水性コンクリート採用

工場の出入り口のアスファルトがボロボロになっていたこともあり練習も兼ねて30m2に透水性コンクリートを採用。やみそうもない雨が降りしきる中「どんな感じになるかわかるし、自社案件なので」施工を敢行。
製造:みどり生コン、施工:国分石材(30m2、10mm)。
出入り口のアスファルトがボロボロになっていたところに練習も兼ねて
工場出入り口は頻繁に車両が往来することもありボロボロになっていた箇所(30m2)をはつり透水性コンクリートを採用(コンクリートは繰り返し荷重でたわみわだちになることはない)。
製造にご協力いただいたのはこちらも初めてのみどり生コン(山形県長井市)。
ベニアを試したり、直接転圧したりなど、練習も兼ねてさまざまなことをやってみる。
降りしきる雨は結局止まなかったが「雨の中施工するとどうなるかわかる」という前向きに捉え最後まで仕上げた。
アスファルトは石油製品、コンクリートはガラスの仲間。
素人さんにとっては、アスファルトもコンクリートも似たようなもんかもしれない。
事実、素人さんはアスファルトを指差して、「コンクリート」などとおっしゃる。
専門家からするとじゃっかん「むっ」とする。
まあ、アスファルトの専門家からしても「むっ」とするかもしれないが。
アスファルトは石油製品。
・ポリバケツ
・輪ゴム
の親戚だと思って貰えばいい。
ポリバケツや輪ゴムを炎天下に晒しておくとどうなる?
輪ゴムの場合は10日も経たない内に弾性が失われパラパラになってしまう。
ポリバケツだって、数年経てばパラパラになる。
これは、アスファルトにも同様のことが言える。
施工から数年経ち、特に頻繁に出入りする部分はボロボロになる。
これは、ポリバケツや輪ゴムの親戚だからだ。
石油製品だから。
一方、「西日にあたって10年経った窓ガラスがパラパラになりました」なんて聞いたことある?
透水性コンクリートはその名の通り、コンクリート。
ガラスの仲間。
アスファルトと一緒にしないでくれ。
もちろん、アスファルトにはいいところもあるが、耐久性に関して言えばコンクリートに譲らねばなるまい。
今回練習も兼ねて施工された透水性コンクリート。
きっと何年たってもボロボロになったりたわんだりせず、きっと人や車の往来を支え続けることだろう。
生コンでいいこと。
宮本充也