2019/07/14
【茨城】「平らでも水がたまらず滑りにくい」人に優しい舗装【透水性コンクリート】

水戸市。お施主様はお身体が不自由で車椅子を使われる。道路から玄関までの高低差があるため車を玄関の高さ(軽いスロープ)に、停車スペースは平らにして車椅子で家の中に入れる設計。平らでも水がたまらず滑りにくい透水性コンクリート(ドライテック)をWEBで見つけて採用。「 是非今後も使っていきたい!」。
製造:鈴木建材運輸、施工:芦崎工務店
平らでも水がたまらず滑りにくい
Before 道路と玄関の高低差が特徴の施工箇所。
施工開始。施工立会いに生コンポータルからも2名参加。
工程はいよいよ仕上げ転圧に。透水性コンクリートは一定の高さ(レベル)以上には転圧しても下がらない。そのため、仕上げ直後に写真のように人が歩ける。
After 完成写真。はじめての施工でも見事な仕上がり。
人に優しい舗装「透水性コンクリート」
自然に優しいは言うまでもない。
まだ何にも覆われていなかったころの大地のように。
降雨はそのまま吸収され地下水系に還元される。
豊富な湧水を取り戻す。
そんな舗装は人にだって優しい。
覆われた地面。
つまり、アスファルトで舗装された地面は水を吸収しない。
エクステリア外構工事では水たまりを避けるために、
「水勾配」
といって排水を設計する必要がある。
つまり、坂道。
傾斜。
平らではない地面。
今回のお施主さんのようにお体が不自由な方にとって傾斜や段差は障害となる。
透水性コンクリートは水を吸い込む。
サンプルを用いた透水実験の様子。つまり、舗装しても何にも覆われていない大地の機能は損なわれない。
水勾配がいらない。
このことでどれだけ多くの方達に笑顔をお届けできるだろう。
透水性コンクリート。
生コンでいいこと。
宮本充也