2019/08/30
「カーポートと透水性コンクリート運命の出会い」土間コン同額でリリースする秘策

「透水性コンクリートは次世代の生コンのあたりまえ」。そう豪語するからには、「土間コンよりも高いです」は禁句だ。ただし、材料単価は実際高い。市場に同額でリリースするための策をカーポートとの組み合わせに見出す。
土間コンと平米単価同額の秘策は人のシェアリングエコノミー
カーポート(車1台分およそ15m2)の施工は1名(ないしは2名)でおよそ半日で終わってしまうという(出典https://www.ex-shop.net/)。
一方の透水性コンクリート。例えば駐車場1台分(15m2)くらいならこちらも、1名(ないしは2名)で1時間もあれば施工は完成してしまう。
カーポートと透水性コンクリートが出会う。
密かに「運命」だと信じている。
カーポートと透水性コンクリートは出会うべくして出会ったのだ、と。
透水性コンクリートの材料は、高い。
およそ生コンクリートの倍以上だ。
30,000円〜40,000円が流通の中心帯(地域によって異なる)。
その高い材料を使ってガチで土間コンを施工したら、
安い材料(生コン)を使った土間コンには勝てっこない。
いくら、
・施工人員を減らせる
・ワイヤーメッシュが不要
・排水設備の軽減
など付帯コストが圧縮できたとしても、安い生コンとまともに比較したら「同額にできます」は詭弁にしかならない。
生コン15,000円、つまりざっくり1m2単価は1,500円。
透水性コンクリートは仮に40,000円、つまりざっくり1m2で4,000円。
(※ロスは含まず)
このm2あたり2,500円の隔たりを埋める秘策。
それが、人のシェアリングエコノミーとなる。
カーポート設置工事についてくる土間コン施工。
カーポートの購入を決めるお施主さんの多くはついでに土間コン施工も所望する。
半日で終わってしまうカーポート施工。
それでも1日分のコストはかかるはずだ。
その空き枠の時間帯を透水性コンクリートの施工に当てる。
透水性コンクリートの施工手間を実質0円とみなす。
すると、どうなるか。
通常の土間コンクリートは左官工など特殊スキルをもつ作業員が必要となる。
仮に日当25,000円 × 2(名)=50,000円が施工手間だったとして、
土間コンの施工手間平米単価は50,000円 ÷ 15平米 =3,333円
生コン平米単価1500円と合算すれば、
15m2の土間コンクリート単価は4,833円
となる。
(ワイヤーメッシュ費用含まず)
一方、透水性コンクリートの施工人員はカーポート設置作業の空き枠のとして、0円。
透水性コンクリート材料平米単価4,000円+0円=4,000
15m2の透水性コンクリート単価は4,000円
となる。
土間コンクリートよりも透水性コンクリートのほうが安くなっている。
これが人のシェアリングエコノミーの威力だ。
これは単なる一例。人のシェアリングエコノミーはカーポートに限らず、ウッドデッキ、フェンス工事、あらゆる職種と可能となる。
エクステリアはあらゆる職種が入り乱れる。
中でも生コンはほぼ必ず使われる材料と言っていい。
ただし、普通の生コンの場合はこうはいかない。
ほぼ1日作業員を拘束することになるからだ。
透水性コンクリートはほんの30分。
なんと、プロではない普通の女子だって施工ができるくらいの材料だ。
だから、他職種とのシェアリングエコノミーに向いている。
施工費の希釈が可能になりやすい材料と言える。
いよいよカーポートと出会った透水性コンクリート。
「数年以内に土間コンの常識を変えます」
全国各地でこう豪語している。
具体的には2026年までには達成する予定だ。
その達成するための手段として、
ITと企業間連携(シェアリングエコノミー)
を活用する予定だ。
保守的、閉鎖的で階層構造で構築されている建設産業。
WEB状網型の流通脈として産業を再定義する。
そのことで、あらゆる常識が見直される。
その1つが土間コンクリートという汎用製品となる。
土間コンクリート 2.0
日本の地面が変わる時。
200年前のなににも覆われていなかった大地。
湧水が豊かだった自然と人が調和する環境。
具体的な一歩を踏みだす。
宮本充也