2019/09/01
「駐車場の土間コン打ち、どこまで妥協すればいいんでしょうか?」妥協いらずの透水性コンクリート

一般の方が何か専門的なことで迷うとYahoo知恵袋に投稿するのはかなり定番となっているようだ。中には見事に答えている専門家の姿もある。「駐車場の土間コン打ち、どこまで妥協すればいいんでしょうか?」
妥協いらずは透水性コンクリートの真骨頂
(出典https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14212777144)
以下はYahoo知恵袋からの引用となる。
(質問)
駐車場の土間コンクリート打ち、どこまで妥協すれば良いんでしょうか?
34℃の中、13時〜45 ㎡を2人で行い、もちろん早くに乾いてしまい、翌日に専用補修剤で補修していましたが、直後から大雨で、所々、剥がれていたり波打っていたり...
それ以前に角が割れていたり、とても綺麗な仕上がりとは言えません。
エアコンの室外機の裏なんて酷いものです。
色はまだらですが、これは時間が経てば気にならなくなるものでしょうか?
(ベストアンサー)
外構屋ですが
ダメな物は何をしても綺麗にはならない
最初の段階で13時から生コンを打つのはアホな業者
今の季節生コンは現場8時作業開始です。
さらに45㎡もあれば二人では無理
210-20-21辺りで生コンを頼んで
作業員は3人以上
その内コテ仕上げが出来る左官が2人
こんな事は常識です。
その常識を無視すれば綺麗な仕事なんて出来るはずがない
補修しても一時的なだけですぐに剥がれる
偶然雨が降ってそれが顕著に表れただけ
全部壊して一からやり直し以外の方法は無い
だいたい生コンの単価知ってますか?
45㎡×4000=180000円辺りの見積もり金額になっているはずです。
でこの内生コン代は4.5×12500=56250円です
残りの123000円が手間賃
2人でやれば一人6万の日当になってしまいます。
デタラメもいいところ
この問答、素晴らしいプロからの助言です、「が」。
ベストアンサーに選ばれたこの自称外構屋さん。
本当に素晴らしいプロフェッショナルだと思う。
顔も名前もわからないどの街に住んでいるかも不明の方の書き込みに懇切丁寧に解説をしているではないか。
ベストアンサーに敬意を表しつつ、
「変化した土間コンの常識」透水性コンクリート
を前提としたさらなる解説を加えたい。
13時から生コンを打つのはアホな業者
この点通常の生コンの場合異論はない。
それは、敷設、締め固め、均し、コテ仕上げが長時間に及ぶ生コンクリートの性質によるものだ。
一方、透水性コンクリートは45m2程度なら1時間以内に全てが済む。
この場合、13時はおろか、気温が下がってきた16時から施工しても17時前には全てが終わっていることを意味する。
だから、通常16時から生コン打つのは「ド」アホとなるところだが、透水性コンクリートなら涼しい顔して達成することができることになる。
45m2もあれば二人では無理
この動画を見れば一目瞭然。
45m2なら、二人もいれば十分。
場合によっては1人だってできることもある。
まったくの素人女子2名で始めてでも楽々施工。
それが、新しい土間コン透水性コンクリートの施工性能だ。
左官が2人
透水性コンクリートの場合プレートによる転圧一発仕上げ(上記動画参照)。
だから、土間コンクリートで必要となる金鏝(かなごて)仕上げが無い。
特殊技術者の左官の手を煩わせるまでもなく。
一般作業員、時にはDIYで素人さんでも、施工できる。
だから、これも変化していることになる。
こんなことは常識です
胸に突き刺さるような断言だ。
その通り、「常識だった」。
ベストアンサーが説明するそれらは全て常識だったのだ。
地球が中心に回っている考えから離れられなかったように。
常識とは人に安心を提供しながらも、人を捉えてしまうこともある。
その枠組み、常識から離れられない。
新しいことに一歩足を踏み出しづらい。
常識がまとわりつくことがある。
時代は変わった。
かといって、Yahoo知恵袋に上記のような説明を加えても、「売り込みかい」とすむしされるのが関の山だ。
粛々とやれることをやっていくのみ。
情報発信と全国見学会。
リアルな生コン工場や施工者(時には施主)との関係性を構築し、5年以内に(共同)住宅外構駐車場の土間コンクリートの常識を変える。
ベストアンサーに選ばれた外構屋さんもきっとわかってくれるはず。
(もしかしたら、これだけ意識の高い方だからすでにご購入いただいているかも)
時代を変えるのはそんな当事者だ。
宮本充也