2019/09/10
【三重】「台風(大雨)に透水性コンクリートってどう?」洪水対策動かぬ証拠(プラスガーデンネックス)

「ドライテックにしていなかったら、完全に去年のように浸水していたでしょう」。三重県四日市市にプラスガーデンネックス公式ページで公開された透水性コンクリート驚異の排水機能を見よ。
https://www.nr-mix.co.jp/niwakon/cat1/post_148.html
透水性コンクリートてまじで洪水対策になるの?
上野公園で根こそぎなぎ倒されている街路樹。
関東・東海地方に猛烈な風と雨をもたらした台風15号。
突風も怖いけど、浸水はもっとヤダ。
先日の九州北部の大雨では多くの浸水被害をもたらし今なお復旧作業が続いているという。
その、浸水被害。
透水性コンクリートは「舗装がそのまま水を吸い込む」から排水設備の軽減が実現する。
そうはいっても、担い手の僕自身その威力を見たことがない。
三重県四日市市の優良エクステリア施工店プラスガーデンネックスの公式Facebookページではドライテックの驚異の性能を捉え一部始終を掲載していた。
これは非常に貴重なデータだ。
「ドライテックにしていなかったら、完全に去年のように浸水していたでしょう。」
https://www.nr-mix.co.jp/niwakon/cat1/post_148.html(施工実績記事)
こんな透水性コンクリート供給者冥利につきることってあるだろうか。
大切な什器、備品がほんの短時間の豪雨により水浸しになる。
それは「想定以上」の雨量が一斉に降りしきるから。
この、「想定」とは何か?
敷地面積に想定される最大降雨量に対応する排水設備の能力のこと。
そして、透水性コンクリートは舗装そのものが貯水(排水)設備の役割を果たす。
例えば、10m2でおよそ400ℓの水を舗装部材に貯水(地盤に浸透する分は含まず)することができる。
仮に100m2舗装されていたとしたならば4t以上もの水が排水設備に負担をかけることなく透水性コンクリートに取り扱われる計算となる。
4tの貯水タンクが満杯になってようやく排水設備に水が流れ込むようになる。
これが、メカニズムだ。
大量の雨水が舗装面を流れることなく吸い込まれ貯水されている様子がわかるだろうか。
まさに舗装そのものがスポンジプールさながら排水設備の役割を果たしている。
もちろん、万能ってわけじゃないけど舗装が雨水を吸い込まないより吸い込んだ方がいいに決まってる。
「透水性コンクリートにしときゃ浸水しません」
なんて言えない。
相手は自然だ。
低地や地域全体が浸水してしまうような場所ではやっぱり無理。
1軒だけが透水性コンクリートにしてたって、周囲全体が冠水して仕舞えば飲み込まれてしまう。
では、地域全体が透水性コンクリートになったらどうだろう?
僕たちの挑戦はそんな世界。
地域全体が水を吸い込む舗装で整備されている。
100m2で4t。
1000m2で40t。
10000m2(1ha)で400t。
もの大量の雨水がダイレクトに排水設備に負担を与えることなく取り扱われる。
そんな地域社会。
水を吸わない舗装と排水設備という概念は、
「自然を支配しよう」
というコンセプトを前提としている。
地面が水を吸い込む。
大地の元々の機能。
自然と調和する舗装。
その舗装で地域社会全体を整備する。
浸水被害のニュースに触れるたびに「もっと早く」と焦る気持ちで一杯になる。
宮本充也