2019/12/24
【熊本】「水たまりができず草取りのないドライテックを施工してください」施主指定

熊本県水俣市。お施主さんの希望で「水たまりができず草取りのないドライテックを施工してください」というリクエストから採用。当該エリアはドライテックの施工実績がなくトス住研と取引関係のあった熊南生コンを紹介していただき完成させることができた。
製造:熊南生コンLLP北工場、施工:トス住研(105m2、100mm厚)
施主指定「水たまりができず草取りのないドライテックを施工してください」
施工開始。
カーポートが設置されている土間コンを透水性コンクリートで。
水俣市エリアではドライテックの製造実績のある工場がなく、トス住研が日頃生コンを仕入れている熊南生コンLLPに協力いただいた。
良くある質問、
「うちの地域では透水性コンクリート買えるの?」
みたいなことは心配しなくて大丈夫。
生コン工場の無い街なんてあり得ないのだから。
そしてよほど偏屈な生コン工場でない限り製造には協力いただける。
1ヶ月も前から準備をしていただけに施工が軽やかに流れる。
⚫︎敷設
⚫︎均し
⚫︎転圧
が一蓮の流れで繰り返される。
DIYだってこのところ好調なくらいだ。
プロの施工者の手にかかれば見事な仕上がりとなる。
夕方前には完成。
105m2の土間コンクリート。
営業って意味ない。
親戚や友達に生保を売り込んで友達なくす。
そんな話を聞いたことはないだろうか。
「営業」
「セールス」
僕自身15年ほど前に透水性コンクリートの事業を始めた頃なにしていいか分からずひたすら「営業」活動を行っていた。
まあ、いろいろ言葉を重ねるが要は、
「買ってください」
をひたすら続けた。
そして、今にして思う。
営業意味ない。
この一行だけだとあまりにも乱暴かもしれない。
ただ、つくづく思うのだ。
もちろん、営業を散々しまくったおかげで多くの学びを得た。
その上で今や一切営業活動を行っていない。
0だ。
「買ってください」
をおそらく今後永久に言わないことだろう。
不遜な態度を身につけたという意味ではない。
「買ってください」
というと結局肝心な価値が伝わらないことが多いということを言いたいのだ。
そして、ほら。
今回のようにまったく「買ってください」と言わなくても売れるようになっているのだ。
見も知らぬ、訪ねたこともない地域で透水性コンクリートが「買ってくださった」のだ。
「買ってください」は返って適切に価値を伝えることにならず購入者・販売者双方に不利益とすら言える。
と、なぜくだくだこんなセールスに関する持論を書き連ねているのか理由は忘れてしまった。
しかし、施主推薦は強い。
施主は神だ。
「使ったことのない材料だから嫌だ」
とかしのごの言えない。
神様が「これがいい」といったらそれが絶対だ。
従うしかない。
そして、その施工者は気付くのだ。
「え?こんなに仕事が早く終わるの?これが土間コン?」
次からは手のひらを返したように、
「ドライテック頂戴」
となる。
結局「買っていただく」ことになる。
もしこれが旅行のついでにトス住研を訪ねて呼び鈴を鳴らし名刺交換をしたうえで「買ってください」とやっていたら。
絶対にドライテックは売れなかったことだろう。
世の中には営業マンと呼ばれる人種が死ぬほどいる。
彼らはその「買ってください」のスキルを磨くことに余念がない。
来る日もくる日も「買ってください」を表現を変え連呼し続ける。
ああ、悲しき営業マン。
呼び鈴を鳴らし「社長さまはいらっしゃいますか?」と訪ねる、「不在です。お引き取りください」と言われる。
ああ、気の毒な営業マン。
もう、やめようよ。
僕はもうやめたよ。
「買ってください」
またはそれに準ずる言葉を言えばいうほど売れません。
年の瀬に変なテンションでブログを綴っている。
宮本充也