2019/12/31
「オイル漏れに強い」「釣りの後クーラーボックスの水をそのまま捨てても臭わない」お客様の声

透水性コンクリートを採用してくれた友人との忘年会でとても不思議なお客様の声を聞いた。「オイル漏れに強い」「釣りの後クーラーボックスの水を捨てても臭わない」。まだまだあるある不思議な性能。
「オイル漏れに強い」
この夏訪問した友人との忘年会で透水性コンクリートの話題になった。
約1年経過時のウッドデッキの駐車場。
手前側と奥側で2パターンの素材で実験。
下地を透水性コンクリートで支えているため、ウッドデッキなのに駐車場が成立する。
その、ウッドデッキなのに駐車場。
友人によれば「オイル漏れに強い」という。
これは15年の透水性コンクリートの経験でも始めての声。
なんでも彼の愛車はアルファロメオでオイルがダダ漏れするらしい。
その付着したオイル。
通常ならアスファルトを変色させる(アスファルトは油に弱い)ところ、何度もオイルにさらされたウッドデッキは今も変色することなく綺麗なままだそうだ。
汚くなるより綺麗なままな方がいい。
そんなこともあるのかと驚いたものだがさらに次の声が僕を驚かせた。
「釣りの後クーラーボックスの水をそのまま捨てても臭わない」
釣りをこよなく愛する友人。
考えてみると、
⚫︎アルファロメオ
⚫︎釣り
なんて男の子な趣味なんだ。
なんで僕と友達なのかが不思議なくらいだ。
そんな友人は言う。
「釣りから帰ってくると面倒だから車出るとすぐにクーラーボックスの水を駐車場で流してしまうのだが普通におってしまうところが透水性コンクリートに捨てても臭わない」
(お客様の声)
実に不思議な現象だが、
⚫︎オイル漏れに強い
⚫︎臭わない
というのは彼曰くあるらしい。
「オイル漏れに強い」はウッドデッキの素材の性能だとしても、「臭わない」は一体どういった現象なのかまるで理解が及ばない。
今ブログを書き進めながら仮説を立てるとしたならば、
土間コンは滞水する。
その滞水は徐々にコンクリート表面の細孔空隙に浸透する。
結果的に表面には匂いが残ることになる。
「市場に魚がいなくても魚臭い」
のはそのためなのだろう。
一方透水性コンクリートは滞水しない。
その隙も与えず全て地面に浸透する。
その水はそのまま路盤工、現地盤へと浸透していく。
だから匂いの元が表面に残ることができないのが、
「釣りの後クーラーボックスの水をそのまま捨てても臭わない」
の理由のようだ。
年の瀬、毎日浴びるように酒を飲んでいる。
昨日も高校の頃の友人達と好例の忘年会だった。
みんなそれなりに歳をとってそれなりに成長している。
今日も、そんな感じの会に参加する。
年末、大晦日というのに普段とそれほど変わらない時間が過ぎていく。
「オイル漏れに強い」
二日酔いで目を覚ました時に何故か僕の脳裏にはこの言葉が残っていた。
透水性コンクリート。
寝ても覚めても僕は生コンのことばかりを考えている。
良いお年を。
宮本充也