2020/01/10
【静岡】「来たー!地元案件」エクスショップ現場調査

静岡県田方郡函南町。生コンポータル(長岡生コン)の地元生コン供給エリア。そんな地元でもネット流通を経由した引き合いがもたらされた!生コン×IT。いよいよエクスショップとの協業が新市場を拓く。
IT以前は地元と地元でも繋がりづらかった
透水性コンクリート共有メッセンジャーでのやりとり。
「きたー地元案件」
興奮しているのは地元函南町在住のまさつぐ。
「ぜったい決めます」
そう意気込んで現場調査に向かった。
なんといっても地元。
長年暮らす函南町の住民からの引き合いには強い興奮を覚える。
それは、まさつぐだけじゃない。
全国の「地元」に同様の可能性が拓かれていることを意味するのだ。
全国の地元と地元がITという現代のテクノロジー、そして透水性コンクリートという生コンテック、カーポートなどエクステリア資材を通じて結びつく。
閉鎖的な流通を前提としていた生コンにとってこれは事件だ。
駐車場1台用または2台用の検討とそれに合わせた土間コン(透水性コンクリート)の整備を検討。
現調後にお見積もりを提出予定。
今回は長岡生コンと地元函南町。
長岡生コンと地元函南町。
通常の生コン工場としての納品という意味ではありふれた光景。
いつもの製造・出荷。
ただ、その背景や経緯がネット。
4年前の長野県の一般の人からの注文。
静岡の生コン工場にネットを通じて連絡が入り、長野県の仲間の生コン工場から透水性コンクリートが長野の一般の人のもとへ届く。
この興奮に刺激され、「生コン×ネット」を志向した。
ブログ毎日3本3年と11ヶ月目。
いよいよネット流通を本業としているエクスショップとの協業にこぎつく。
⚫︎15年の歳月を経て250工場全国での供給体制が整っている生コン工場群。
⚫︎日本一エクステリア資材を売っているネット小売。
両者が出会った。
今後、日本中の地元と地元がネットを通じて繋がる。
新しい経済が生まれる。
そんな光景が当たり前になる第一歩を見た記念すべき出来事。
この興奮はどれだけ伝わるだろう。
生コンは基本的に後追い産業。
インフラが設計されてようやっと必要とされる産業。
だから、「追いかける」という文脈はない。
ネットはその前提を覆しているのだ。
情報発信をする。
「追いかける」
それを可能にしている。
入社当時業界の先輩たちによく言われたものだ。
「生コンは市場を追い求めたり作り出したりは絶対にできない」
当時は僕もそう思っていた。
人口動態とともに低迷を余儀なくされる産業。
だから、なるべく市場に合わせてダウンサイジングしか選ぶ手段はない。
そのように悲観していた。
生コン20年を迎えようとしている。
今、あたりまえのようにネットを通じて知らない人からの問い合わせを得るまでになった。
エクスショップとの協業が本格化する。
そして、DIY×生コン(透水性コンクリート)を志向するまでになった。
さあ、生コンの常識が見事に覆されるだろう。
まだ、「生コンにはIT関係ない」とふんぞり帰っている人たちは確実に数年後「チンパンジー」と呼ばれる日が来る。
2020は生コン×IT旋風が吹き荒れる。
宮本充也