2020/01/26
【大分】「こども園での採用が加速しています!」平らな舗装

平らな舗装なんて当たり前と思うかもしれないが、この機会にじっくりと見渡す限りの舗装をじっくりと見つめて欲しい。大半の舗装は平らじゃない。水勾配のいらない=真っ平らな舗装透水性コンクリート「こども園での採用が加速しています!」
水勾配のいらない=真っ平らな舗装透水性コンクリート
大分を本拠地とする社会福祉法人森友(しんゆう)会の立山理事長。
https://sinyukai.com/about/message.html
東京を中心に積極的にこども園を開園する業界内外で注目を集める。
これまで複数のこども園の施設で透水性コンクリートをご採用いただいている。
「通常のコンクリートやアスファルトとちがってU字溝などが不要で結果的に価格は高くなることはない。設計士もこのところは積極的に仕様に入れるようになってきた」
と語るように、今後同会で開園予定の東京国分寺や福岡七隈でのこども園には既に採用が決定している。
こうした狭隘部での排水は常に設計士を悩ませる。
透水性コンクリートの「水勾配がいらない」つまりは「真っ平らな舗装」という機能はソリューションとなる。
ドアップで見ると分かる通り石と石の間にすきまがある。
このスキマを伝って水が抜けていく。
地盤に吸い込まれ、樹木の根系や地下水脈に還元されることになる。
園児達にさりげなく自然との調和を届けられる。
今回は未来経営塾(https://miraikeieijyuku.com/2019/10/10/7th-preseminar/)の合宿で大分を訪ねた。
仲間たちと森友会の本部施設を見学。
施設内ではドライテックの結合材(F材)を製造供給するフッコーの塗り壁が採用されている。
「なるべく仲間の製品を採用したい」
仲間をとても大切にする立山理事長は積極的に友人たちのテクノロジーや製品の採用に積極的だ。
こども園での採用が加速しています!
これまで森友会を中心に多くのこども園で採用されている透水性コンクリート。
バリアフリー
これも備える機能の1となる。
真っ平ら。
特に狭隘部での水勾配はどうしても急になりがち。
その点排水を気にしなくてもいい透水性コンクリート舗装はこども園でも介護福祉施設でも重宝される。
設計士が知っていればきちんと採用される。
知っているか知らないかだけが明暗を分ける。
今はまだ普通のアスファルトまたは土間コンクリートが常識になっているけれど、この常識を形成している産業構造に変化を起こしたい。
今回の未来経営塾で学んだことにも通じる。
「自社のイノベーションをどこにどうやって起こせば企業価値が上がるのか?」
というお題。
自社も含めた産業構造の捉え方を変革する。
縦割り階層型の産業構造として捉えるのではなく、消費者に至るまでの製造者・施工者の関係性を取引関係から共生関係に再定義していく。
そうしない限り、新規のテクノロジーは浸透しづらい。
仲間たちと大分・別府で学びながら、透水性コンクリートの普及に決意を新たにすることができた。
建設の常識を変えていく。
そのことで、自然と人が調和する世界が立ち現れる。
「こども園での採用が加速しています!」
舗装といえば水を通す。
そんな、当たり前を作っていきたいと思っています。
宮本充也