2021/06/17
《脱炭素》「錚々たるテクノロジーグループに肩を並べて紹介された透水性コンクリートのサプライチェーン」RRCS

誰も言ってくれないから、自分から言う。これは、すごいことだ。国内最大級の建設系メディア日経コンストラクションの特集「脱炭素コンクリートが地球を救う」に生コンラストワンマイルの主体的なサプライチェーンが錚々たるテクノロジーグループに肩を並べて紹介された。
⚫︎参考記事: 《日経XT》「透水性コンクリ舗装で普及図る しがらみ少ない市場に着目」(月刊透水性コンクリートVol.47)
サプライチェーンに切り込む
透水性コンクリートの普及拡大はこれまでのプロダクトと何が違うのか
生コンポータルでは毎日毎日飽きもせず欠かさず紹介されている。
ここ6年で2,000件を超える透水性コンクリートの施工事例。
目次
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CO2と廃棄物で造るコンクリート 20億tの吸収源を生かせ
大気中の二酸化炭素(CO2)とコンクリート廃棄物と水を使ってコンクリートを造る──。究極の環境配慮型コンクリートの研究開発が始まった。製造時に大量のCO2を出すセメントを使わないため、造れば造るほどCO2が吸収される。資源枯渇問題の解決にも寄与する。
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CO2を固定した新骨材 海外勢と組んで普及を図る商社
二酸化炭素を固定した骨材を使ってコンクリートを打設する事例が、海外で増え始めている。三菱商事は米国と英国の骨材製造会社と協業して、事業の普及に取り組んでいる。廃棄コンクリートの問題も一挙に解決できる可能性を秘める。
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魔法の粉を混ぜるコンクリート CO2を吸着しつつアルカリ性維持
大成建設は二酸化炭素から製造した炭酸カルシウムの粉を混和材として使う「カーボンリサイクル・コンクリート」を開発した。アルカリ性を示す材料を混ぜることで、中性化の問題に対処した。粉を混ぜるだけなので現場打ちのコンクリートへ導入するハードルは低い見込みだ。
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米アマゾンの社屋でCO2吸収 コンクリートの練り混ぜ時に噴射
コンクリートの練り混ぜ時に液化二酸化炭素(CO2)を噴射して吸収させるユニークな技術が、北米で急拡大している。高速道路や世界的なIT企業の社屋に使われている他、日本でも會澤高圧コンクリートなどが目を付けて、実用化を急ぐ。
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養生中にCO2を「吸い込む」 現場での打設に挑む
鹿島などが共同開発した二酸化炭素(CO2)を固定するコンクリート「スイコム」。特殊な混和材を入れて養生中にCO2を吸収させる。約10年前に実用化しており、舗装ブロックや埋設型枠など2次製品で実績がある。現場打設への適用に向けた取り組みも始まった。
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「炭素循環型セメント」の実現へ 工場で回収したCO2を再資源化
製造過程で多くの二酸化炭素(CO2)を排出するセメント産業。太平洋セメントは、自社の工場で排出するCO2を回収して利用する技術の開発に取り組む。2030年には、炭素を循環させてセメントを製造するプロセスを、工場に実装する方針だ。
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透水性コンクリ舗装で普及図る しがらみ少ない市場に着目
新しい技術の導入が進みづらい生コン業界。ただし二酸化炭素を吸着するコンクリートの普及に生コン工場の協力は欠かせない。そんな中、生コン業界のしがらみが少ない透水性コンクリート舗装の拡大で、脱炭素を進めようという動きが出始めた。
(引用:脱炭素コンクリートが地球を救う)
目次を一瞥してわかる錚々たるグループ。
東大、鹿島、大成、三菱商事、太平洋セメントに混じって、RRCSの文字。
「間違えて来ちゃったの?迷子?ちゃんと帰れる?」
である。
普通ならお呼びでないのだ。
なぜ、RRCS(言い換えれば生コン工場の主体的アライアンス)がここにいるのだ。
注目されたのはそのサプライチェーンのあり方。
産業構造の底辺で長いこと生コンを鬻いでいる。
「生コン屋といえばどこぞの大資本が作った配合を押し付けられて唯々諾々と練る練り屋、下請け、使いっ走り」
これが現実だと思っている。
僕らに主体性は求められていない。
少なくとも求められてこなかった。
縦割り・階層の底辺に位置し、きらきら光る栄光の頂から降りてくる富に群がるカースト最下層としての僕たち生コン屋(言い過ぎ?)。
ゼネコンにアゴで使われる。
これが、これまでの生コン工場の実態だ。
過激かもしれないが、適正に現実を理解することが、革新・成長の第一歩だと信じるが故にこうした表現をも辞さない。
そんな産業構造にあって、僕たち生コン工場の主体性が開いた流通チャネルは特異なのだ。
生コン工場が主体的に取り組む透水性コンクリート(ドライテック)は現在全国615の生コン工場の協力を得ている。
そう。
錚々たる企業名の中に何故僕たち生コン屋さんの取り組みが紹介されているか。
それは、「これまで指図されて練ってきた生コン屋さんが、指図を受けずに自ら主体的に製造している」という点。
この点が、これまでにないニュースなのだ。
誰から強制されての仕事。
それが仮に正しいとわかっていても。
錚々たる企業からのオーダーだったとしても。
やっぱり生産性は上がらない。
箸の上げ下げまで指図されるような産業構造の底辺にあって僕たちは渇いている。
そして、ここに、断言しておこう。
予言とも言えるかもしれない。
錚々たるテクノロジーグループ各位の普及は僕たち生コンラストワンマイルの主体性にかかっている。
もしも、これまでの産業構造のあり方を踏襲し、僕たちラストワンマイルをアゴで使うようなプロダクトが現れたら。
それらはこれまでのCSR予算消化、社内評価のため、の多くのプロダクト同様、屍を積み上げることになるだろう。
売れない。
絶対に普及しない。
1DAY PAVE(いつも引き合いに出してごめんなさい)もそうだった。
業界団体、あるいは特定のスーパーゼネコンがリリースしたコンクリートはこれまで世の中の標準として景色をガラリと変えたことがあるだろうか。
特定の名前は出さない。
ただ、これまでも、流行りとして多くのテックが生コン業界でも話題となった。
そして、オワコンになっていった。
「脱炭素は違う!」
そう言い切れるだけの証拠はあるだろうか。
50年も昔に開発され今も総生産領の1%にも満たない再生リサイクルコンクリートがまさにその証拠だ。
日経コンストラクションのような国内最大級のメディアで取り上げられたからといってそれがそのまま普及につながると言うわけじゃない。
原理、原則が違うのだ。
このままでは絶対に売れない。
流行らない。
しつこいようだが、鍵は僕たち生コンラストワンマイルの主体性。
自ら必要だと思って抗しきれない衝動(創造的衝動)に突き動かされた活動。
それこそが、脱炭素コンクリートの普及にも絶対必須だ。
これまでのサプライチェーンの再定義。
サプライチェーンに切り込む。
これこそが、全ての先端テックが日の目を浴びるための最低条件となる。
売れるようにして欲しかったら、僕たち生コンラストワンマイルに相談しに来た方がいい。
本気で思ってます。
新しい絆を結ぼう。
宮本充也
「オワコン」は有限会社長岡生コンクリートの登録商標です
2022年中にカインズでオワコンの取り扱いがはじまります
オワコンは生コンポータルより材料を注文することもできますが、2022年中に、ホームセンター カインズ(関東圏)での材料+施工の販売を予定しております。
(販売時期が確定いたしましたら、正式に告知する予定です。)
新しいコンクリートであるため実物を目にする機会が少ないですが、カインズに足を運べば展示用のオワコンを確認することができます。
おそらく生コンクリートのホームセンター販売はオワコンが初めてなので、興味がある方はぜひカインズでご確認ください。
対応予定店舗
群馬:前橋吉岡店資材館PRO、伊勢崎店
埼玉:新座資材館PRO、鶴ヶ島店資材館PRO
東京:町田多摩境店資材館PRO
静岡:沼津店
※展示の確認は可能ですが、事前に展示されているか店舗へ直接ご確認ください。
※カインズでの取り扱いは「材料+施工」です。材料のみの購入はできません。
DIYやるから材料だけ欲しい
こちらから製造業者へ直接お問い合わせください。
インターネットの現代、ウェブやSNS(庭ファンなど)で比較的容易に情報を入手できます。
透水コン、オワコンに興味を持った施主は上記マップから直接施工者に相談してください。
直接交渉なので、余計な仲介手数料やバックマージンは心配ありません。
ポーラスコンクリート(透水コン、オワコンなど)とは?
(引用:https://www.kagurazakakaryo.com/shopdetail/000000000001/)
ポーラスコンクリートとは簡単に言えば「おこし状のコンクリート」。
砂利とか造粒物(骨材)が点でつながっているため隙間(空隙)がある。
水や空気はそこを通って地面下に浸透する。
だから、水たまりはできないし、コンクリだからぬかるんだりしない。
雑草の根が伸長する体積もないため雑草も生えてこない。
防草シート(プラスチック製品)と違ってコンクリだから耐久性抜群、効果は半永久的。
それが生コンポータルが手がけるポーラスコンクリート。
全国800以上の生コン工場と連携し各地にその価値は届けられている。
【施工者】やったことないから不安・・・どうやって仕入れる?
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オンライン説明会は毎日17時半から開催しています。飛び入り参加も可能。
参加申し込み→カレンダー
さらに施工当日は現場相談員を無料で派遣、施工をサポート
実際の現場には無料で経験豊富な施工相談員が派遣される。詳細→現場相談員について
仕入れは普段付き合いのある業者から可能、または当サイト掲載業者からも
掲載されている材料や施工については、生コンポータルから施工・製造をレクチャー。今は取り扱いがない施工者・生コン工場でも取り扱いをし始めるケースも多い。または当サイト庭コンにて掲載しているマップから購入も可能。
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⚫︎参考記事:《快適な庭》「材料30,000円です。任せても工事一式88,800円です。防草シート+砕石(化粧、防犯)敷きを検討中なら!」雑草・ぬかるみ・水たまり対策
⚫︎参考記事:雑草・ぬかるみ・水たまり解消「オワコン一式 《88,800円》 今なら全国一律で請け負います!!」生コンポータル
⚫︎参考記事:【募集】「全国一律5,000円/m2で請け負う《実験用》駐車場タイプの造粒ポーラスコンクリート《オワコン》施工」
このように、今では透水コン(オワコン他)は土間コン同様容易に手に入るようになった。