2021/04/27
【埼玉】「エコだ、SDG'sだESGだのと横文字トレンドに踊らされることなく本質を見極める」横瀬生コン・ジェイムズ

埼玉県秩父市。施工・ジェイムズの森田さんは以前よりドライテックを知っていた。今回の施主は建築に従事されている方で、道路より敷地が低く駐車場は平らにする為水勾配が取れず排水もない、また、お住まいにエコ展示場を作るなどの理由もあり、地球に蓋しないポーラスコンクリート舗装を採用。
製造:横瀬生コン(担当:今井義則)、施工:ジェイムズ(担当:森田淳一、20m2、100mm厚、3名、1時間)
自宅にエコ展示場
秩父市での施工ということでパートナー渋谷建材の口利きで横瀬生コンのご協力を取り付けることができた。
現場簡易ダレ試験(試料を容器に入れて30回シャッフル)では締め固め後の材料の状態を再現することができる。
ペーストで空隙が埋まっているようでは柔らかすぎで透水不良の原因となる。
逆に、ペーストが少なくて艶がなかったり、排出した後の容器にペーストが付着していないようだと、ドライアウトと言って骨材剥離(飛散)などが生じるため適量(写真の状態はOK)を目視で見極める。
施主は建築関係に従事されていらっしゃるということで、自宅をエコ展示場も兼ねるということでドライテックに白羽の矢が当たる。
さらに、駐車場も勾配が取れず排水設備もないことなども採用の決め手となった。
施工After。
施工者の声
3人で1時間で終わった。もっと時間がかかるかと思ったが早くていい。これで終わり!
今日は雨の為試し施工だったが今度は生コン車から直接おろしでやればもっと早くできますね。
(20m2、100mm厚、3名、1時間)
ドライテックのエコ性能はそのまま実益
エコを標榜すると、何やらエコという大義名分のために、あれこれ我慢したり苦しんだりするイメージがあるかもしれない。
押し付けボランティア的な。
ドライテックもエコ性能を打ち出している。
事実、今回のお施主さんもその「地球に蓋しない」という性能をご評価されて、エコ展示場を兼ねたお住まいの外構舗装にドライテックを採用された。
「エコだから、あれこれ我慢してください」
例えば、施工が大変とか、製造の難易度がウルトラCとか、通常の舗装の3倍以上の高額とか、エコという大義名分をかざして、いろんな物事を犠牲にするという姿勢。
SDG'sに端を発してESG評価のトレンドはともすると、「環境に優しければ経済合理性なんか無視してOK」みたいな論調を唱え始める人々の出現を許す。
たいていその手の方々は実体経済で揉まれたことのない引きこもりエセ学者の皆さんだ。
「正義は我にあり」
という自分勝手な主張で周りを不幸にする(一体誰のこと言ってんだ笑)。
ドライテック16年の普及活動(主に営業活動)において僕はこの点に身につまされている。
確かに、ポーラスコンクリート舗装を採用することは環境に良い影響を及ぼす。
そして、そこで驕ってはならない。
経済合理性ももちろん大切だけど、いろんな人たちにとってフレンドリーなプロダクトでなければ、売れるものも売れない。
事実今回の現場では、初めて製造する横瀬生コンさんも喜んでご協力いただいているし、施工された方々の生の声は非常にポジティブなもの。
そして、エコだけじゃなく、実益に関しても「排水問題のソリューション」という性能を遺憾無く発揮することになる。
これからも引も切らず出現するだろう実体経済で揉まれたことのない引きこもりエセ学者の皆さん。
本当の一流は、実体経済でもきちんと実績を残す。
つまり、売れる技術を磨いている。
売れないくせに世間を厭うような、「なんでこんなに素晴らしいプロダクトなのに世間はわからないんだ。世間は間違っている」と言っているようなサプライヤーはクズだ。
お前が間違っている。
黙って仕事しとけ。
エコだ、SDG'sだESGだのと横文字トレンドに踊らされることなく本質を見極める。
市場と顧客、その先にある地球環境、ひいては自分の足元、土台が何を求めているかに応える。
それが、プロとして、そして産業人としての務めだ。
これからも、プロとしてプロダクトと産業構造にイノベーションを起こせるよう努力していきたい。
宮本充也